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2014年4月1日火曜日

出:フラッシュ詰将棋


1手詰ハンドブック
1手詰ハンドブック』(浦野真彦、毎日コミュニケーションズ)

1手詰というのは、詰将棋の中でも一番簡単なものなのだが、なかなか侮れない。
子供に解かせようかと思って買ってみたものの、これは無理かと思い自分が解く。

簡単だと思って飛ばしていると、足をすくわれる。
300問中、2問ほど間違えてしまった。不注意だ。
実戦では1手詰めを逃すことなど、素人ならしょっちゅうだろう。
こういう本で注意力を養っておくのはいいかも知れない。

この本を軽く2、3周してから、前に解けなかった13手詰を見たところ、
パッと手が見えた。
短時間で将棋脳を活性化させることができるので、
実戦前のウオーミングアップにも使えそうだ。

子供にも解かせてみた。
最初のほうの頭金問題はすぐに解けたが、盤上の駒数が増えてくると苦労する。
もっと簡単なもののほうが、子供の教材としてはありがたい。

幼稚園の子でも読めるような、
総ルビの1手詰問題集があればよい。
素晴らしい知育教材になると思うのだが。

読了指数
今回:+1
合計:-72


 

2014年3月29日土曜日

入:ストレスフリー


ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編 仕事というゲームと人生というビジネスに勝利する方法(デビッド・アレン、田口元・訳、二見書房)
1手詰ハンドブック(浦野真彦、日本将棋連盟)

GTDと1手詰め。共通点は「ストレスフリー」。脳に負荷をかけないことだ。

読了指数
今回:-2
合計:-73

2014年1月28日火曜日

入:誰逃れ


逃れ将棋(森信雄、実業之日本社)

新種の将棋問題集。
「逆詰将棋」と銘打たれている。
王手がかかった場面から、逃げたり合駒したりして詰みを逃れるのが目的。

受け方を間違えて詰まされた、という悔しい体験をした直後に読めば
むちゃくちゃハマること間違いなし。
そうでなければ、若干キツい。
詰まされるというか、積まされる可能性が高い。

読了指数
今回:-1
合計:-70

2013年12月12日木曜日

出:浪速のモーツアルト


とっておきの詰将棋 (1)(内藤國雄、創元社)

関西の重鎮、内藤國雄の詰将棋集。

内藤國雄といえば華麗なる棋歴とともに詰将棋創作でも有名であるが、
こうしてまとめて解いてみると やはりその味わい深さに感嘆する。

以前テレビで、内藤が詰将棋を作るところを見たことがある。
会場の客が適当に握った駒を使って、その場で作るという
「握り詰め」というやつだ。
その才にはたまげたものだ。

この本の中に、内藤13歳の作、というのが載っている。
ちょっと見たことのない面白い筋で、13歳にしてこんな発想ができるというのは
簡単に言えば天才だ。

早熟なところ、多作なところなど、内藤國雄こそ
「浪速のモーツアルト」と呼ぶにふさわしい。

読了指数
今回:+1
合計:-66

2013年11月11日月曜日

出:大山の作意


詰将棋 作意を探せ―配置駒で推理する(週刊将棋・編、毎日コミュニケーションズ)

詰将棋を作る人のことを「詰将棋作家」という。
詰将棋というのは創作活動によって生み出された作品だ。
あるアイディアがあって、それを実現するためにいろいろな工夫をする。
解く人にびっくりしてもらおうとか、爽快な気分になってもらおうとか、
何らかの意図がある。
ある側面では、漫画家や小説家、作曲家などのやっていることと似ている。

小説などとは違って、詰将棋では、作家の意図は最初からすべて盤面に示されている。
ぽつんと離れて置かれた歩が詰み筋に重要な役割を果たすことがある。
一見メインのストーリーとは関係なさそうでも、すべての駒には必ず意味がある。

そういった、図面に示された配置駒から作家の意図をくみ取り、
問題を解くことに役立てよう、というのが本書の趣旨だ。

他に類を見ない、画期的な本だ。
詰将棋に苦手意識がある人でも、この本でコツをつかむことができるだろう。
詰将棋を「味わう」ことができるようになるためにも有用だ。

ただ、追随する本がないということは、あまり需要はないようだ。
確かに配置駒を読んだところで実戦にはあまり役立ちそうにない感じはする。
将棋好きの人が詰将棋を解くのは、大体が強くなりたいからだ。

しかし、実戦で勝つということにいつのころからあまり興味が無くなったオレにとっては、
詰将棋こそ、将棋で一番面白い分野になった。
十数年前に買った当初はあまり意味がわからない本だったが、
ようやく最近になって読み通すことができるまでになった。
年輪を重ねて、芸術が理解できるようになってきたようなものか。

詰将棋作家の人達は実に驚嘆すべき仕事をなしており、
もっと世間的な尊敬を集めてもよさそうに思うのだが、
現実にはまったく不遇だ。
詰将棋漫画みたいなものをやってブームを起こしたいとkろだが、
企画は通りづらいかも知れない。

ところで、本書を半分くらいまで解いたところで、
作品自体も実に素晴らしく、立派なもんだと思って
誰が作ったのかとあちこちひっくり返してみたら、
前書きにたったひとこと、故・大山十五世名人作であることが記されていた。
すでに亡くなっていた大先生の作意を図面からくみ取るという、
深奥な書物であることが判明した。
タイトルを「大山の作意」にするなど、名人ブランドを強調する作りにすれば
もっと売れたんじゃないかと思うんだが。

読了指数
今回: +1
合計: -66

2013年2月21日木曜日

出:序破9


9手詰将棋: 詰みの鍛錬に最適な202問 (将棋パワーアップシリーズ)
9手詰将棋』(高橋道雄、創元社)

高橋道雄の詰将棋シリーズ。
5、7、ときて9だ。

5手、7手は比較的楽であったが、9手詰めともなるとさすがに手こずる。
しかしすべて実戦形、よくある囲いからの出題で、
難しくなりすぎないように配慮されているので、
嫌になってぶん投げるということはない。
5と7を繰り返し解いてから取りかかれば楽勝だろう。

各問に「5分で初段」などの難易度の目安が書いてある。
その難易度がヒントになる。
5分で3級ならこんなに難しい筋は使わないはず、みたいに。

難易度順ではなく、囲い別の配列になっている。
難易度順には難易度順の良さがあるが、
どうしても後ろのほうの難しい問題群のところで投げ出してしまいがちだ。
難しい問題がバラして配置してあると、「ここさえ突破すればしばらく楽」という感じで、
やる気が継続する。

そんな編集上の配慮よりも何よりも、
やはり高橋道雄の詰将棋がオレは好きなのだ。
肌が合う、というか。

作者によっては、どうにも解きづらい、とっつきづらいということもある。
そういうのは、有名かどうかとか、問題の難易度とかには関係ない。
文章や絵と同じく、 感覚の問題だ。

とはいえ、好きな問題ばかり解いていても
前に進むことはできない。
途中でぶん投げた詰将棋集が恐ろしく積み上がっている。
ひどいのになると最初の数問でギブアップしている。
高橋道雄で少しは詰将棋力が上がったと思うので、
それらも徐々にこなしていきたい。

読了指数
今回: +1
合計: -63


2012年11月30日金曜日

入:積むのは必至


3手必至問題集(高橋道雄、創元社)

高橋道雄の将棋パワーアップシリーズの一冊。
9手詰将棋』が出た時点では、次は11手詰将棋かと予想したが、
3手必至とは。

詰将棋は娯楽になり得るが、
必至問題はキツいトレーニングというのがオレの印象だ。

9手詰将棋にもまだてこずっており、
本書を積むのはまさに必至。

読了指数
今回: -1
合計: -62

2012年1月16日月曜日

入:2n+1 (n = 2, 3, 4, ...)


9手詰将棋(高橋道雄、創元社)

5手、7手と来たから9手も出るのか、しかし9手は結構難しいのでもう出ないのか、と思っていたが、出た。
このシリーズは信頼しているので、出たら中身を見ずに買う。

さて、何手までいく。
5手、7手が売れたから9手が出たのだろう。
9手が売れれば11手も出るだろう。
できることなら25手くらいまでいって、国民の詰将棋力が著しく向上することを願う。

読了指数
今回:-1
合計:-57

2011年5月23日月曜日

出:粒ぞろい


7手詰将棋
7手詰将棋』(高橋道雄、創元社)

5手詰将棋の続編。5手もよかったが、7手もよい。
さすがに5手詰めほどにはすらすら解けず、時間がかかった。
ただ、5手の延長としての7手であり、急激に難しくなった感じはしない。

このシリーズのいいところは粒がそろっているところ。
変に難しい問題がなく、頑張れば解けるくらいのところに統一されている。
その結果、途中で放り出されるという本として悲しいことが少ない。
書き手としても見習いたいところ。

読了指数
今回:+1
合計:-51

2011年5月14日土曜日

入:二人名人


羽生VS森内百番指し』(羽生善治、森内俊之、毎日コミュニケーションズ)

将棋ファンなら買いの一手と思い、買う。
飾っとくだけでもいいというタイプの本。
読むけどね。いつか。


読了指数
今回:-1
合計:-51

2011年4月10日日曜日

入:攻撃力


ガス・ハンセンのポーカーミリオンロード(ガス・ハンセン、松山宗彦・訳パンローリング)
最新 棒銀戦法(青野照市、創元社)

『ガス・ハンセン』のほうは3月下旬に出版元より送られてきた。
奇しくも発売は3月11日頃。おそらくその直前に送っていただいたのだろうが、届くのにだいぶ時間がかかった様子だ。
ともかく本書が届けられたことが、復興へのステップだ。

『棒銀』のほうは、震災後始めて本屋に行ったときに買った。4月6日。
本屋がなかなか開かない。近所で唯一営業していたのがTUTAYAだ。
新しい雑誌はあまり入っていなかったが、本が並んでいるのを見てややほっとする。
しかしそこも、7日の大きな余震のせいでで翌日は休業したらしい。
書店は大変だ。揺れたら棚がぐっしゃぐしゃだ。またいつ大きな余震が来るかわからず、片付けるのもしんどくなってくるだろう。

ガス・ハンセンは、非常に攻撃的なポーカープレーヤーとして知られている。
また、棒銀戦法は、 破壊力の大きい、攻撃的な将棋の戦法だ。

苦難に対して、攻撃的に向かっていきたい。

読了指数
今回:-2
合計:-47

2011年1月28日金曜日

出:世界初段化計画


初段になるための将棋勉強法
初段になるための将棋勉強法』(浦野真彦、 白夜書房)

いやあ、いい本だ。
中身をチラ見して即買いし、
あっという間に読み終わった。

日本人のたしなみとして、みなさん、将棋初段くらいは欲しいと思う。
その「初段」に目標を絞った、画期的な上達指南書がこれだ。

ここに書いてある上達法は、断片的にはけっこう聞いたことがあった。
難しい問題を長時間考えるよりも、易しい問題をたくさん解くほうがいい、とか。
しかし、こんなにまとまった情報というのはなかなかなかった。
目標の立て方からどんな本を読めばいいかまで、アドバイスが具体的で実行しやすい。
本の読み方にしても、「ああ、そうやりゃいいのか」と、目を開かされる。

脳科学者や、弟子をたくさん育てたプロ棋士の話も参考になる。
将棋以外のことの上達にも役立つことが多そうだ。
坂本タクマも、とりあえず将棋はいいからあれやこれをこのやり方でやってみたい、と気持ちが高ぶっている。

白夜書房が将棋?と、チラリと思ったが、中身は実に白夜的な仕上がりだ。
パチンコ必勝ガイドを初めて読んだときくらいのインパクト。

読了指数
今回:+1
合計:-44

2011年1月27日木曜日

入:今までなかった将棋本


初段になるための将棋勉強法』(浦野真彦、白夜書房)

将棋が強くなるのは、もうあきらめた。
あきらめたはずだった。
しかし。
こんな本を出されては。

羽生の『上達するヒント』はまさにヒントであり、即座に上達に繋がる、というのはかなり勘のいい人だろう。
しかしこれは、非常に具体的に、どこをどう鍛えたら強くなれるか、ということが書かれている。役に立つ度合いはこの本の方が上と見た。
なんだか、強くれるような、なりたいような気にになってくるじゃないか。

発行はあの白夜書房。
将棋の本も出すとは。
まあ、株の漫画とかも出すくらいだからな。オッサンの興味のあるものは大概やっていくのだろう。
これからも、白夜的攻略法で、バリバリ将棋を攻略し倒して欲しい。
 
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読了指数
今回:-1
合計:-45

2011年1月4日火曜日

入:正月気分


7手詰将棋』(高橋道雄、創元社)
賭けマージャンはいくらから捕まるのか?―賭博罪から見えてくる法の考え方と問題点』(津田岳宏、遊タイム出版)
行列と行列式―辞書式配列1800問』(鶴丸 孝司,・渡部 敏,・足利 正・ 久野 昇司・ 志賀野 洋 、内田老鶴)
リファクタリングRuby―実践ワークブック』(ウィリアム・C. ウェイク/ケヴィン ラザフォード (著),小林 健一/吉野 雅人/太田 大地/坂本 一憲/小島 努 (訳) 、ピアソン)

初売りで。3店ほど回る。
去年の正月に買った本も、まだ1冊も読み終わっていない気がする。
考えれば考えるほどそんな気がしてきた。
調べないけども。

読了指数
今回:-4
合計:-43

2010年2月25日木曜日

出:将棋指しは歩が命


歩の玉手箱―楽しく読める手筋の宝庫 (MYCOM将棋文庫)
歩の玉手箱―楽しく読める手筋の宝庫 (MYCOM将棋文庫)』(桐谷広人、毎日コミュニケーションズ)

脳にあまりストレスのかからない将棋本。
1テーマ6ページで、大体1ページごとに区切りがあるから少しずつ読むのに適している。
プロの実戦から採った次の一手問題もあるのだが、例えばさんざん「垂れ歩」について解説した後に問題図を示されるので、垂れ歩の手を選べばいいんだな、とわかるので外すこともあまりない。

最近歩の使い方に悩んでいるという方(いるのか?)が、カジュアルに歩の手筋を覚えるのにうってつけだ。

読了指数
今回:+1
合計:-19

2010年2月1日月曜日

出:将棋散歩

 
5手詰将棋』(高橋道雄、創元社)

将棋に対するスタンスも様々あろう。

マラソンにたとえれば、世界の大きな大会に招待されるトップクラスの選手、つまりプロがいる。
大会に参加費を払って出る、なかなかの実力を持つアマチュアもいる。

大会に出ることなど考えないジョガーと同様、頭脳の健康のため、純粋な楽しみのために将棋を指す人もいる。このあたりが一番多い層か。

オレはどこに属するかというと、ジョギングまでもいっていない、ウオーキングというと若干スポーティーすぎる。「散歩」レベルの取り組みだ。

将棋は好きだが、自分ではあまり指したくない。野球やアメフト同様、観るスポーツだ。
時々無性に詰将棋を解きたくなるんだが、もはや脳に高い負荷がかかるような問題はやりたくない。

そういう欲求を持っているところに現れたのが、この、高橋道雄著『5手詰将棋』だ。
この本は、前書きにも書かれているが、なかなかないタイプの詰将棋集だ。書店で数問解いてみて大変気に入った。いったんは我慢して帰ったのだが、やはりどうしても欲しくて後日購入した。

何しろ解きやすい。すいすい進む。失礼ながら便所に置いといて読んだのだが、コトが終わるまでに1問も解けないということがなかった。必ず何問かは解ける。
それでいて、簡単すぎてつまらないということがない。どの問題にもちゃんと詰将棋らしい工夫があって、驚いたり感心したり出来る。
この、すいすい解けることと驚けることの両立。これが、なかなかないことなのだ。

普通の詰将棋集は後ろにいくほどだんだん難しくなる。最初は簡単だが、あるところから急激に難しくなって進まなくなる。そうして放り出した本が便所に何冊も積んである。
この本も一応上り坂にはなっているようだが、それに気付かないくらい緩やかで、まさにちょっと汗ばむくらいの散歩にうってつけだ。
玉を詰めるという将棋の最大の快感を気軽に味わいたいのなら、まずこの1冊をお勧めする。

ところで本書のオビには「テーマは『実戦!!』」、「大会前のトレーニングや詰みの訓練に最適」などと書いてある。
確かに、大会前にはウオーミングアップとして簡単な詰将棋を素早くたくさん解くのが有効とか聞いたことがある。しかしやはりこの本は将棋散歩でこそ味が出るとオレは思う。実戦型というのも、解きやすさをアップするための要素だ。

ちなみに、初心者にとってはこの本でも十分難しいだろう。そういうときは、もっと簡単な本がなんぼでも出ているので、そちらから入られたい。詰将棋こそは最高のパズルであることを知っていただきたい。

読了指数
今回:+1
合計:-19

2010年1月17日日曜日

入:便所で読む

 
5手詰将棋』(高橋道雄、創元社)
地デジ完全ガイド 2010年版―これ1冊でデジタル放送が丸わかり!』(マキノ出版)

新聞に連載された高橋道雄の詰め将棋が解きやすかったので、本を買ってみる。ちなみに、中原誠の詰め将棋はオレには解きにくい。

そして我が家にも地デジの波が。

読了指数
今回:-2
合計:-14

2009年10月1日木曜日

出:ちっちゃな鬼退治に

 
上達するヒント』(羽生善治、浅川書房)

将棋の本を、見ると買っているときがあった。その大半が手つかずであり、非常に積み深い。
将棋ほど人を熱くさせるものは滅多にないが、将棋ほど深く人を傷つけるものもまたない。
たとえ周りの棋敵に勝つというような目標であっても、自分が強くあろうとするとそこにはちっちゃな鬼が住んでいるのであり、何かを捨てなくてはならなくなる。

相場に勝負魂をすっかり奪われたこともあり、将棋なんか強くなっても仕方ないと、将棋本買いもぱったりやめていたのだが、この本だけはタイトルが妙にキャッチーであり思わず手が伸びた。
主に海外のアマチュアの棋譜を題材に、それに羽生が講評を加えるという形で形勢判断やさばき、厚みといった概念が解説されていく。詰め将棋のように手を読まなければならないわけでもなく、定跡書のように覚えなければならないわけでもない。すいすいと読めて、それでいてかなり効きそうだ。実戦派なら感動する内容だろう。残念ながらオレは実戦派ではないが。

読了指数
今回:+1
合計:-4