2011年1月28日金曜日

出:世界初段化計画


初段になるための将棋勉強法
初段になるための将棋勉強法』(浦野真彦、 白夜書房)

いやあ、いい本だ。
中身をチラ見して即買いし、
あっという間に読み終わった。

日本人のたしなみとして、みなさん、将棋初段くらいは欲しいと思う。
その「初段」に目標を絞った、画期的な上達指南書がこれだ。

ここに書いてある上達法は、断片的にはけっこう聞いたことがあった。
難しい問題を長時間考えるよりも、易しい問題をたくさん解くほうがいい、とか。
しかし、こんなにまとまった情報というのはなかなかなかった。
目標の立て方からどんな本を読めばいいかまで、アドバイスが具体的で実行しやすい。
本の読み方にしても、「ああ、そうやりゃいいのか」と、目を開かされる。

脳科学者や、弟子をたくさん育てたプロ棋士の話も参考になる。
将棋以外のことの上達にも役立つことが多そうだ。
坂本タクマも、とりあえず将棋はいいからあれやこれをこのやり方でやってみたい、と気持ちが高ぶっている。

白夜書房が将棋?と、チラリと思ったが、中身は実に白夜的な仕上がりだ。
パチンコ必勝ガイドを初めて読んだときくらいのインパクト。

読了指数
今回:+1
合計:-44

2011年1月27日木曜日

入:今までなかった将棋本


初段になるための将棋勉強法』(浦野真彦、白夜書房)

将棋が強くなるのは、もうあきらめた。
あきらめたはずだった。
しかし。
こんな本を出されては。

羽生の『上達するヒント』はまさにヒントであり、即座に上達に繋がる、というのはかなり勘のいい人だろう。
しかしこれは、非常に具体的に、どこをどう鍛えたら強くなれるか、ということが書かれている。役に立つ度合いはこの本の方が上と見た。
なんだか、強くれるような、なりたいような気にになってくるじゃないか。

発行はあの白夜書房。
将棋の本も出すとは。
まあ、株の漫画とかも出すくらいだからな。オッサンの興味のあるものは大概やっていくのだろう。
これからも、白夜的攻略法で、バリバリ将棋を攻略し倒して欲しい。
 
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読了指数
今回:-1
合計:-45

2011年1月23日日曜日

入:待ってました


フィル・ゴードンのポーカー攻略法 実践編』(フィル・ゴードン・著、百方恵二・監修、松山宗彦・監訳、若杉美奈子、吉田正憲・訳、パンローリング)

 ついに出た。
フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編』の続編だ。坂本タクマくらいになると、こういった書籍が出版社より送られてくるのだ。
入門編はいわば理論編、この実践編ではその理論が実際のプレーの中でどう応用されているかが書かれている。
厚い。嬉しい。 じっくりと読ませていただく。

読了指数
今回:-1
合計:ー44

2011年1月4日火曜日

入:正月気分


7手詰将棋』(高橋道雄、創元社)
賭けマージャンはいくらから捕まるのか?―賭博罪から見えてくる法の考え方と問題点』(津田岳宏、遊タイム出版)
行列と行列式―辞書式配列1800問』(鶴丸 孝司,・渡部 敏,・足利 正・ 久野 昇司・ 志賀野 洋 、内田老鶴)
リファクタリングRuby―実践ワークブック』(ウィリアム・C. ウェイク/ケヴィン ラザフォード (著),小林 健一/吉野 雅人/太田 大地/坂本 一憲/小島 努 (訳) 、ピアソン)

初売りで。3店ほど回る。
去年の正月に買った本も、まだ1冊も読み終わっていない気がする。
考えれば考えるほどそんな気がしてきた。
調べないけども。

読了指数
今回:-4
合計:-43

2010年12月17日金曜日

入:大先生


確率論と私』(伊藤清、岩波書店)

金融界では有名な「伊藤の公式」の伊藤清のエッセイ。
確率論 』を図書館で借りてめくってみたがさっぱりわからず。
エッセイならなんとかなるんではないかとこれに手を伸ばす。

読了指数
今回:-1
合計:-39

2010年12月9日木曜日

入:解きたいモード


集合・位相演習』 (篠田 寿一,/米沢 佳己、サイエンス社)

データベースの勉強をしたいと思い『リレーショナルデータベース入門―データモデル・SQL・管理システム』を買ってみるものの集合の記号がたくさん出てくる。
数学の便虚をしていても、集合論の基礎ができてないとキツい。
というわけで図書館で『集合とはなにか』を借りて読んでみる。

集合の奇妙で美しい世界に興味を持ち、『集合・位相入門』を購入。
しばらくほっておいた後読み始めるが、理解度に今ひとつ自信が持てないので演習書としてこの本を買う。
KenKenのおかげで問題解きたいモードに入っているというのもある。

味も素っ気もない本だが、基礎体力を鍛えるのにはこういうほうがいい。
クリスマスプレゼントには向かないが。

読了指数
今回:+1
合計:-38

2010年12月8日水曜日

出:便乗する技術


茫然とする技術
茫然とする技術』(宮沢章夫、筑摩書房)

 まずタイトルに注目したい。
「○○する技術」というのはいつの頃からか流行り出したタイトルの付け方だ。
この本の初版が1999年だから、10年以上前からこの手のタイトルはあるということだ。

もうひとつ、「なぜ○○は○○○○のか」というようなタイトルもよくある。
売れた本に乗っかろう、というこの根性はどうだろう。
『なぜ出版社はタイトルで便乗するのか』
という本を出してやろうか。

著作権でビジネスをする出版社が、
安易なパクリに走るのはいただけない。
『パチンコトレーダー』くらいすばらしいタイトルを考え出して欲しいものだ。

本書の場合は一種のパロディーとしてこのタイトルを選んだものだろうから、
それはそれで成立する。
中身を読めば、むしろ『茫然とする技術』としか言いようがない。
とすると、パロディーではなく、この本から「○○する技術」が
流行りはじめた可能性もある。
そうだそうだ。
そうに違いない。

読了指数
今回:+1
合計:-37

2010年12月4日土曜日

出:ハード脳トレ


宮本算数教室の教材賢くなるパズル四則中級
宮本算数教室の教材賢くなるパズル四則中級』(宮本哲也、学研)

生徒の8割が難関中学に合格するという塾で使われているパズルの問題集。
これがまた大人がやっても夢中になる面白さだ。

マス目が埋まっていくことそのものよりも
マス目を埋める方法を次々と発見していく
その過程が楽しい。
子供がやったら数字好き、算数好きになることは間違いない。

四則演算を使う問題の場合、
積のところの埋め方がポイントになることが多い。
中学生以上なら素因数分解をするなりして
組み合わせを考えることができるが、
小学生はどうやって解くのだろう?
この塾では解き方は何も教えないというし。
かなり試行錯誤しなければならないだろう。
粘り強さが身につきそうだ。

ウチの子供が小学校に上がったら
是非やらせてみたい。
何にも教えなくていい、むしろ教えるなというので楽だし。

大人になったら、答えがあるのかないのかもよくわからない
現実の問題に対処しなければならない。
答えのある問題を解くことが心の安らぎになる。
オレが時々無性に問題を解きたくなるのも
そういうことなんじゃないかと思う。

この1冊を解き終えたことで、
オレも「計算ブロック・四則混合中級」と認定された。
これからも上級者目指して
過激に楽しくパズルと格闘していきたい。

読了指数
今回:1
合計:-38

2010年11月26日金曜日

入:逆輸入


The New York Times Will Shortz Presents Kenken: 300 Easy to Hard Logic Puzzles That Make You Smarter 』(Will Shortz, Griffin)

計算ブロックの洋物を逆輸入。
あちらではKenKenと呼ばれているようだ。
何か大人の事情なのか知らないが、日本ではあまり出版されていないこのパズルも、
向こうではすでにたくさん出ている。
じゃあまあ、事情はどうあれそれを買えばいいのですよ。

KenKenの評価として、"hooked"とか"addicted"とかいう単語がよく使われている。
Sudokuの次として、中毒になっている人が多数いる模様。

この本は四則演算を使うやつだが
内容はごく簡単で、初心者向けだ。
マニアの人は難しければ難しいほど嬉しいのかも知れないが、
手軽に解く快感を味わいたいオレとしては
このくらいでちょうどいい。

ただ、ひとつ問題なのは、
300問もあるのだがすぐに解き終わってしまいそうなことだ。
KenKenが切れたら、と考えると若干落ち着かなくなる。
addictionだ。

読了指数
今回::-1
合計:-39

2010年11月25日木曜日

出:大流行の予感


100問あまりを一気に解いてしまった。
エラいものにハマってしまった。
これはすごい。面白い。

数独に似ているが、そこに計算の要素が入ることによって
使えるテクニックが一気に広がる。
カックロのテクニックも使えるが、それだけではない。
どんどん新しい解き方を発見していく楽しみがある。

この本に載っているのは足し算と引き算のみのパズルだが、
四則演算になったらどれほど世界が広くなるのか。
非常に楽しみだ。

本屋で探したところ、計算ブロックの本は
この1冊と、あとは小学生向けの教材コーナーにあるだけだった。
数独本の方が圧倒的にたくさん出ているのだが、
これからどんどん認知され、やがて逆転するだろう。

数独にハマった人なら、確実に、猛烈な勢いでハマる。
すべてのパズル好きにお勧めする、
と言いたいところだが、
我を忘れやすい人は、近づかない方が無難だ。
特に多忙な人は決して手にとってはならない!!

読了指数
今回:+1
合計:-38