2010年11月26日金曜日

入:逆輸入


The New York Times Will Shortz Presents Kenken: 300 Easy to Hard Logic Puzzles That Make You Smarter 』(Will Shortz, Griffin)

計算ブロックの洋物を逆輸入。
あちらではKenKenと呼ばれているようだ。
何か大人の事情なのか知らないが、日本ではあまり出版されていないこのパズルも、
向こうではすでにたくさん出ている。
じゃあまあ、事情はどうあれそれを買えばいいのですよ。

KenKenの評価として、"hooked"とか"addicted"とかいう単語がよく使われている。
Sudokuの次として、中毒になっている人が多数いる模様。

この本は四則演算を使うやつだが
内容はごく簡単で、初心者向けだ。
マニアの人は難しければ難しいほど嬉しいのかも知れないが、
手軽に解く快感を味わいたいオレとしては
このくらいでちょうどいい。

ただ、ひとつ問題なのは、
300問もあるのだがすぐに解き終わってしまいそうなことだ。
KenKenが切れたら、と考えると若干落ち着かなくなる。
addictionだ。

読了指数
今回::-1
合計:-39

2010年11月25日木曜日

出:大流行の予感


100問あまりを一気に解いてしまった。
エラいものにハマってしまった。
これはすごい。面白い。

数独に似ているが、そこに計算の要素が入ることによって
使えるテクニックが一気に広がる。
カックロのテクニックも使えるが、それだけではない。
どんどん新しい解き方を発見していく楽しみがある。

この本に載っているのは足し算と引き算のみのパズルだが、
四則演算になったらどれほど世界が広くなるのか。
非常に楽しみだ。

本屋で探したところ、計算ブロックの本は
この1冊と、あとは小学生向けの教材コーナーにあるだけだった。
数独本の方が圧倒的にたくさん出ているのだが、
これからどんどん認知され、やがて逆転するだろう。

数独にハマった人なら、確実に、猛烈な勢いでハマる。
すべてのパズル好きにお勧めする、
と言いたいところだが、
我を忘れやすい人は、近づかない方が無難だ。
特に多忙な人は決して手にとってはならない!!

読了指数
今回:+1
合計:-38

2010年11月23日火曜日

入:数独越え


宮本算数教室の賢くなるパズル―四則・中級』(宮本哲也、学研)
脳パズル〈2〉計算ブロック編 (パズルキングシリーズ)』(インフォレスト)

テレビでやってた算数塾で使われているパズル、計算ブロック。
たまにこの手のパズルが無性に解きたくなる。
子供が夢中になって解いている映像を見て、たままらずに購入。

『脳パズル』のほうを4分の1くらい、一気に解く。
大人でも十分ハマる。
数独はイマイチ解いていて気持ちいいと思えないのだが、
これはいい。

計算力をつけたくて色々やってみたが、どれも続かなかった。
これは決定打になるか?

読了指数
今回:-2
合計:-39

2010年11月16日火曜日

入:悲しむ数式


確率統計演習 1』(国沢 清典、培風館)
『確率統計演習 2』』(国沢 清典、培風館)

古本屋で見つける。
学生向けの確率統計の本だが、数式満載だ。
微積や線形代数をしっかりやってからでないと読めないだろう。
当分先の話だ。
前の持ち主はまったく読んでいない。

まともに読めば1年やそこらはかかる本が何十冊とある。
それが悲しみなのか、喜びなのかは人にもよろう。

日に日に、悲しみが増す。

読了指数
今回:-2
合計:-37

2010年10月22日金曜日

入:フィンガー・テク


基礎からはじめるコインマジック
基礎からはじめるコインマジック

一体、買ったマジック本を公にするほどの愚があろうか。
どんなに不思議な現象を見せても、「どうせあの本に載ってたんでしょ」と思われてしまう。

別にいい。どうせ子供に見せるのだ。「手品してー」と言われたときにやって見せるのだ。
適当にごにょごにょやれば「消えた!!」と驚きやがる。

その用途のためにはこの本は若干本格的すぎるが、
どうせやるなら、大人の鑑賞にも堪えられる技を身につけたいではないか。
みなさんお気づきかと思うが、坂本タクマは軽い凝り性だ。

株やら何やら、次々といろいろなものに懲りまくる。
本業はどうした、という声が聞こえてきそうだ。
しかしそもそも幼いころ漫画に凝らなければ、漫画を描いてはいなかった。
それがたまたま大人になるまで続いてしまっただけのことだ。
坂本タクマが凝り性でなかったらみなさんは坂本タクマを知ることもなかった。

それにしてもこのコインマジックという世界、
聞きしに勝るマニアックさだ。
地味な、実に地味な練習を、こつこつと、こつこつと続けてやっと身につく、
というような 技の数々。
手がつりそうになる。
しかし夢中になる。

最初の1、2の技を練習する中で、
床に落ちた500円玉が2枚ほどバニッシュした。
ウチではよくあることだ。

コインが消えるなんて不思議なことでもなんでもない。
ああ、そんなことに気付かなければよかった。

読了指数
今回:-1
合計:-35

2010年8月28日土曜日

入:トランプ魂


夢中になる!トランプの本―ゲーム・マジック・占い』(草場純、主婦の友社)

トランプの漫画を描きたい。それが夢だ。
昔読んだ子供向けの入門書のようなやつを。
あれの大人向けバージョンでもいいな。

この本は、子供達がババ抜きにハマったのをきっかけに買った。
何か、一緒に遊べる面白いゲームはないか、と。
ここには面白いゲームが選りすぐって書いてある。
図解入りですこぶるわかりやすい。
ただ、うちの子はまだ「人に見せないように」とか「配られたカードを全部持って広げる」とかいったことも出来ないので、ババ抜き以外のゲームを本当に楽しめるのは数年先だ。

読みながら、子供の頃のトランプ魂がふつふつとよみがえってくる。
トランプをやっていなかった何十年、いわば失われた日々を取り戻したい。

読了指数
今回:-1
合計:-34

2010年8月15日日曜日

入:巨大エディターに挑む


Emacsテクニックバイブル ~作業効率をカイゼンする200の技~(るびきち、技術評論社)

 オレも使っている有名エディター、Emacsを使いこなす本。
この手の本は数冊持っているが、知識の断片化が進むばかり。
今度こそ、の思い。

覚えることが多くて習得に時間がかかるこのソフトに、外部パッケージをガシガシ入れて便利にしようというコンセプト。
本当に効率がが上がるかどうかは本人次第だろうが、オレのような中途半端な使い手には効くのではないか。

読了指数
今回:-1
合計:-33

2010年8月2日月曜日

入:筋肉ブーム到来


カラー図解 筋肉のしくみ・はたらき事典(石井直方・監修、左明、山口典孝・共著、西東社)

新聞のベストセラーリストに載っていた。
大きな書店の売り上げトップ10に、ある週入っていた。
どうしたことなのか。ついに筋肉ブームが来たのか。

ついにとは言ったものの、別に長年待ち続けていたわけでも何でもない。
昔はスポーツに打ち込んでいたこともあった割りには、筋肉にはどちらかといえば無関心だった。
また、絵の勉強をしようと人体デッサンの本などを開くと、筋肉や骨の名前がしこたま出てきてオエッとなったりぐっすり眠ったりしたものだ。

絵の勉強の他にも、ダイエット絡みで筋トレをちょっとやるのだが、どちらも筋肉の知識なしでは効果は知れている。
そう思っていたところに出くわしたのが上記のベストセラーリストだ。
飛びつくしかないでしょう。

この本、暗記用の赤シートが付いていてちょっとビビるが、試験を受けるわけじゃなし、気軽にぱらぱらやっていよう。

しかし筋肉、考えれば考えるほど来そうな気がする。
医療や介護、健康、スポーツ、そして画業と、幅広い人たちのニーズがある。
痩せたい人と漫画を描きたい人に訴えるだけでも、ドエライ引きがあるんじゃないか。
誰にでもある割りにはみんなあまり知らない筋肉という存在。当たる要素は十分だ。
膨大な情報量は、人の知識欲をくすぐる。
漢字ブーム、あるいは三国志ブームのようなブームのなり方があってもまったくおかしくない。
歴女の次は筋女だ!!

子供に覚えさせたら大受け間違いない。
絵をチラ見するだけで
「尺側手根屈筋!!」
とか答えられたら、テレビに出られる。

近頃子供に覚えさせることしか考えてないな。

読了指数
今回:-1
合計:-32

2010年7月30日金曜日

入出:名人への道


どうぶつしょうぎのほん
どうぶつしょうぎのほん』(きたおまどか、ふじたまいこ、幻冬舎エデュケーション)

どうぶつしょうぎが人気だ。
駒が動物になっている、駒の数が少ない、盤も小さな将棋だ。
うちの子供達にも覚えさせようと1セット買ったのだが、ちっとも覚えない。
「ライオンを逃がせ」と言うと、盤の外の物陰あたりまで逃がしたりする。敵味方関係なく任意の盤上の駒を取り上げて服の中に入れたりする。

いくら子供には自由に指させたほうがいいとはいえ、あまりに自由すぎる。
どうやったらルールを覚えさせることができるかと思っていたところに、この本が出た。

ルールについて書いてあるのほほんのちょっとだ。
ルールがほんのちょっとしかないから当然だが。
それを覚えらないとは、うちの子供はどうなっているのか。
この本を一緒に読みながら、もう一回やってみたい。

それでもダメなら、もう自由に遊ぶがいい。
ライオンをパンツの中に入れて絶対とられない構えをとるのもいいだろう。
実人生ではそういうやつが勝つのだ。

読了指数
今回:±0
合計:31

2010年7月21日水曜日

出:白と黒


極厚蒼天航路 10 (モーニングKCDX)
極厚蒼天航路 10』(王 欣太、李 學仁、モーニングKCDX)

 この本を閉じた状態で横から見ると、後ろから4分の1くらいのところからしばらく、他のページよりも明らかに白い。すなわち裁ち切りが少ない。その間、曹操の目の色がほぼベタ1色、ハイライトを入れていない。これは意図的か。
荀彧に関する伏線の使い方も含め、恐ろしく周到な構成。

読了指数
今回:+1
合計:-31