2014年11月28日金曜日
入:大事件
『筋場理論 囲碁400年の歴史を変える究極の打ち方』(依田紀基、講談社)
大仰なタイトルだと思われるかも知れない。
しかし、400年というのは日本に囲碁のプロ棋士制度ができてからの年数であって、
囲碁というゲームができてからは2000年以上はたっているらしいので、
むしろ控えめなタイトルであるとも言える。
なんでも、「筋」、すなわち「石が働いている形」という、
今までは厳しい訓練によって体にしみこませるしかなかったようなものを
はじめて理論的に説明し、アマチュアにもわかるように示した、
ということらしい。
画期的などという言葉では収まらない、大事件ではないだろうか。
読了指数
今回:-1
合計:-78
2014年11月11日火曜日
出:勝負のパラメーター
2014年10月29日水曜日
2014年9月17日水曜日
2014年9月14日日曜日
2014年9月11日木曜日
出:そこに問題があるから

『まるごとパズル へやわけ』(ニコリ)
<<音声は変えてあります>>
「やめられなくなっちゃうんだよねー。
この問題解きおわったら、やめとこうと思っても、
解いた瞬間、ページをめくって次の問題やってるんですよ」
──それはなぜなんですか?
「わかんないよ。
オレなんかにわかったら医者とかいらないでしょ?
・・・でも、まあ、問題がいいのかな。
酒と同じだよ。いい酒は、いくらでも飲めるんだよ。
あれと同じ」
──お酒もお好きなんですか。
「いや、オレは酒飲まない。カミさんに聞いた話」
──体のほうは大丈夫ですか?
「体に悪いってか?そんなことわかってんだよ、オレだって。
手が痛てーんだよ。仕事でもこんなんなったことないよ。
腰とか肩とか、あっちこっちヤバいしな」
──そんなにしてまで、なぜ。
「達成感?征服感? なんかそんな感じ?
山と同じだよ。もの凄い苦しい、死ぬ思いをして登ってさ、
もうやめる、もう山なんか来ないと思ってても、
登頂した瞬間、全部吹っ飛んで次の山に登りたくなっちゃうのさ」
──登山をなさるんですか?
「するかよ。 誰が登るんだ、山なんて」
──罪悪感は。
「・・・ないと言ったら嘘になる。
『こんなことやってる場合じゃない』感が
ハンパじゃない。
こんな時間があったら、仕事もできた、子供と遊ぶこともできた、
とか考えると、つらくなるときもある。
でも、それも含めて快感、ていうか。
道ならぬ恋みたいなもんでさ。
背徳感があるからこそ、関係にのめり込んでいくわけでね」
──そういうご経験が?
「 何だお前、さっきから。経験がなきゃダメなのか。
大体、酒飲んだり山登ったり不倫したりするヤツが、閉じこもってパズルなんか
すると思うか?」
──いえ、まったく。
「てめえ、おちょくってんのか!!」
──あっ、暴力は。
「んだとぉこらぁ!!ってやるっつ-んだよ!!
あれ?問題がねーじゃねーか。
パズル持ってこい!!ってコイッつーんだこらぁあ!!」
読了指数
今回:+1
合計: -77
<<音声は変えてあります>>
「やめられなくなっちゃうんだよねー。
この問題解きおわったら、やめとこうと思っても、
解いた瞬間、ページをめくって次の問題やってるんですよ」
──それはなぜなんですか?
「わかんないよ。
オレなんかにわかったら医者とかいらないでしょ?
・・・でも、まあ、問題がいいのかな。
酒と同じだよ。いい酒は、いくらでも飲めるんだよ。
あれと同じ」
──お酒もお好きなんですか。
「いや、オレは酒飲まない。カミさんに聞いた話」
──体のほうは大丈夫ですか?
「体に悪いってか?そんなことわかってんだよ、オレだって。
手が痛てーんだよ。仕事でもこんなんなったことないよ。
腰とか肩とか、あっちこっちヤバいしな」
──そんなにしてまで、なぜ。
「達成感?征服感? なんかそんな感じ?
山と同じだよ。もの凄い苦しい、死ぬ思いをして登ってさ、
もうやめる、もう山なんか来ないと思ってても、
登頂した瞬間、全部吹っ飛んで次の山に登りたくなっちゃうのさ」
──登山をなさるんですか?
「するかよ。 誰が登るんだ、山なんて」
──罪悪感は。
「・・・ないと言ったら嘘になる。
『こんなことやってる場合じゃない』感が
ハンパじゃない。
こんな時間があったら、仕事もできた、子供と遊ぶこともできた、
とか考えると、つらくなるときもある。
でも、それも含めて快感、ていうか。
道ならぬ恋みたいなもんでさ。
背徳感があるからこそ、関係にのめり込んでいくわけでね」
──そういうご経験が?
「 何だお前、さっきから。経験がなきゃダメなのか。
大体、酒飲んだり山登ったり不倫したりするヤツが、閉じこもってパズルなんか
すると思うか?」
──いえ、まったく。
「てめえ、おちょくってんのか!!」
──あっ、暴力は。
「んだとぉこらぁ!!ってやるっつ-んだよ!!
あれ?問題がねーじゃねーか。
パズル持ってこい!!ってコイッつーんだこらぁあ!!」
読了指数
今回:+1
合計: -77
2014年8月29日金曜日
入:パ豪
『まるごとパズル へやわけ』
俗に、「飲む、打つ、解く」という。
飲む方面の廃人を酒豪といい、
解く方面の廃人をパ豪という。
坂本タクマはパ豪を目指す。
『パズル放浪記』のような仕事の依頼があれば、
一も二もなく引き受けよう。
それにしても、そこら辺のコンビニなんかで
誰にでも簡単にパズルが手に入る日本て、
なんなんだろう。
読了指数
今回:-1
合計:-78
2014年8月19日火曜日
入:少女に何が
『乗り物と少女の描き方: 自転車から戦車までの描き方全解説!』
『スコット・ロバートソンのHow to Draw』
滅多に描かない乗り物を描く機会があり。その資料として。
それにしたって、『乗り物と少女』って。
なんだか、買いづらいじゃないか。
そらあ、乗り物と一緒に描くものといったらほとんど少女に決まっているのだが。
『乗り物と大男の描き方』という本もあればなおよし。
読了指数
今回:-2
合計:-77
2014年8月8日金曜日
2014年7月29日火曜日
出:溶け合う

『項羽と劉邦 (上)』(司馬遼太郎、新潮文庫)
中国ドラマ『項羽と劉邦 King's War』を見るのと平行して読む。
同じ監督の『三国志』と俳優がかなりかぶっているし画ヅラもそっくりなので、混乱しやすいと思って
ガイドブック代わりに 読んでいるわけだが、
ドラマと小説ではエピソードの順番や内容、人物造形などがだいぶ異なっており、
かえって混乱の度を深める。
別のものとして楽しむことにする。
テレビでは、戦闘シーンをはじめとする迫力ある映像を、
小説では司馬遼太郎による歴史的背景の解説や人物評を
味わう。
中国ドラマ『項羽と劉邦 King's War』を見るのと平行して読む。
同じ監督の『三国志』と俳優がかなりかぶっているし画ヅラもそっくりなので、混乱しやすいと思って
ガイドブック代わりに 読んでいるわけだが、
ドラマと小説ではエピソードの順番や内容、人物造形などがだいぶ異なっており、
かえって混乱の度を深める。
別のものとして楽しむことにする。
テレビでは、戦闘シーンをはじめとする迫力ある映像を、
小説では司馬遼太郎による歴史的背景の解説や人物評を
味わう。
いまはまだ区別がつくが、時間がたったら
エピソードや人物の違いが溶け合って、
まったく違う、オレ独自の項羽と劉邦に
なっているだろう。
それはそれで楽しみだ。
それにしても、やっぱりこの本、
持ってる気がする。
絶対どこかに積ん読、というか埋読しているはずだ。
もし見つからなくても、
テレビのエピソードの進みに合わせて
中巻を買ってくるが。
読了指数
今回:+1
合計:-73
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