2014年7月29日火曜日

出:溶け合う


項羽と劉邦 (上) (新潮文庫)
項羽と劉邦 (上)』(司馬遼太郎、新潮文庫)

中国ドラマ『項羽と劉邦 King's War』を見るのと平行して読む。
同じ監督の『三国志』と俳優がかなりかぶっているし画ヅラもそっくりなので、混乱しやすいと思って
ガイドブック代わりに 読んでいるわけだが、
ドラマと小説ではエピソードの順番や内容、人物造形などがだいぶ異なっており、
かえって混乱の度を深める。
別のものとして楽しむことにする。

テレビでは、戦闘シーンをはじめとする迫力ある映像を、
小説では司馬遼太郎による歴史的背景の解説や人物評を
味わう。

いまはまだ区別がつくが、時間がたったら
エピソードや人物の違いが溶け合って、
まったく違う、オレ独自の項羽と劉邦に
なっているだろう。
それはそれで楽しみだ。


それにしても、やっぱりこの本、
持ってる気がする。
絶対どこかに積ん読、というか埋読しているはずだ。
もし見つからなくても、
テレビのエピソードの進みに合わせて
中巻を買ってくるが。

読了指数
今回:+1
合計:-73