2014年5月18日日曜日

入:多読用


英語長文読解教室(伊藤和夫、研究社出版)

ちょっと英語づく。

『花子とアン』の影響かも知れない。
NHKは『ごちそうさん』で食、『花子とアン』で英語と、
結構ちゃんとマーケティングをやって高視聴率をとってるっぽい。
『あまちゃん』もある意味そうか。

読了指数
今回:-1
合計:-74

2014年4月29日火曜日

入:二神教


英語リーディング教本―基本からわかる薬袋善郎、研究社)

英語教にふたつの宗派あり。

ひとつは「多聴多読派」であり
もうひとつは「文法徹底派」だ。

長い間、学校教育などでは文法徹底派が主流であったが、
それでは成果か限られるという声が多数上がり、
多聴多読派へと移行しつつあるのが現状のようだ。

本書の最初のほうにも書いてあるが、
ふたつの流派は対立するものではなく、
互いに補い合うべきものだ。
ふたつに割れて相争うのは間違いだ。
英語教にはふたつの神がいて、両方ともあがめるのが正しい。

オレの場合は中学・高校で文法をやって、
読書するぶんにはそれで事足りていた。
しかし、どうも最近文法を忘れている、
子供のときに接種したワクチンが切れていると感じており、
もう一度打ち直そうと思って本書を購入した。

なかなか面白そうな、ハマリそうな本ではあるが、
洋書の積ん読を解消するのにどれくらい役に立つかは
やってみなければわからない。

読了指数
今回:-1
合計:-73

2014年4月1日火曜日

出:フラッシュ詰将棋


1手詰ハンドブック
1手詰ハンドブック』(浦野真彦、毎日コミュニケーションズ)

1手詰というのは、詰将棋の中でも一番簡単なものなのだが、なかなか侮れない。
子供に解かせようかと思って買ってみたものの、これは無理かと思い自分が解く。

簡単だと思って飛ばしていると、足をすくわれる。
300問中、2問ほど間違えてしまった。不注意だ。
実戦では1手詰めを逃すことなど、素人ならしょっちゅうだろう。
こういう本で注意力を養っておくのはいいかも知れない。

この本を軽く2、3周してから、前に解けなかった13手詰を見たところ、
パッと手が見えた。
短時間で将棋脳を活性化させることができるので、
実戦前のウオーミングアップにも使えそうだ。

子供にも解かせてみた。
最初のほうの頭金問題はすぐに解けたが、盤上の駒数が増えてくると苦労する。
もっと簡単なもののほうが、子供の教材としてはありがたい。

幼稚園の子でも読めるような、
総ルビの1手詰問題集があればよい。
素晴らしい知育教材になると思うのだが。

読了指数
今回:+1
合計:-72


 

2014年3月29日土曜日

入:ストレスフリー


ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編 仕事というゲームと人生というビジネスに勝利する方法(デビッド・アレン、田口元・訳、二見書房)
1手詰ハンドブック(浦野真彦、日本将棋連盟)

GTDと1手詰め。共通点は「ストレスフリー」。脳に負荷をかけないことだ。

読了指数
今回:-2
合計:-73

2014年3月19日水曜日

出:2度目のGTD


ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則』(デビッド・アレン著、田口元・訳、二見書房)

人は変わる。

4年前のオレを見ろ。
あんなにもやる気に満ちていたのに。
GTDで何もかもやりきり、部屋もきれいさっぱり片付ける、とか言っていたのに。

現在、やっぱりいろんなことがたまる一方だし、部屋は史上最悪に汚い。
オレは、GTDに完全に失敗した。

そういえばこの『坂本タクマになる方法』だって、たまった本をとにかく読み切る、という、GTDの精神で始めたのだった。
それがどうだ。
読了指数は一貫した下降トレンド、ついに-70を越えた。

GTDにハマったときに勢いで買ったこの『ストレスフリーの仕事術』だって、4年も積ん読状態だった。

人は、変わらない。

しかし。

この本を読んで、少しわかった。
なぜGTDが続かないか。
多くの人が挫折するポイント、というのが書いてあって、オレもそれに当てはまる。
みんなここでつまずくのか、と、やや安心する。
このGTDというシステムも、他のいろんな技術と同じく、鍛錬して習熟していくものなのだ。
本を読んだだけでできるようになる、というような甘いものではない。
そのことを知っただけでも、この本を読んだ甲斐はあった。

実はもうリスタートしている。
確定申告は、GTDで乗り切った。
前はタスク管理にRemember The Milkというツールを使っていたが、震災後の停電やらなんやらがきっかけで、結局ほっぽり出してしまった。
今回はToodledoというのを使っている。使いこなせば、かなりの力になる。

4年前の投稿の日付を見てわかったが、前にGTDを始めたのも確定申告の時期だった。
なぜ始めたか、などということはすっかり忘れていたけれども、
やることが一挙に山積みになるこの時期は、こういったシステムに手を出したくなる、ということなのだろう。

やってることがなんにも変わらないオレだ。

読了指数
今回:+1
合計:-71


2014年3月10日月曜日

入:真に優れたモノ


キャラとモノの基本スケール図鑑 パブリック編(ユニバーサル・パブリシング編著、グラフィックス社)

いろんな建物や乗り物、机や椅子などのサイズが書いてある。
実にいろんな物のサイズが調べられており、大変な労作だ。
この本があれば、人と物の大きさの対比を正確に描くことができる。
仕事の質が上がる。

ただ、今描いている漫画↓にはあまり役に立たないかも知れないが。

http://izato.livedoor.biz/archives/cat_1167622.html

読了指数
今回:-1
合計:-72

2014年2月23日日曜日

入:自縄自縛


Rデータ自由自在(P・スペクター・著、石田基広、石田和枝・訳、丸善出版)

Rで統計解析をしたりグラフを描いたりするときに、データ周りで苦労することが多い。
いろんな形式で保存されている自分のデータを読み込み、パッケージで使える形に変換する、というようなことをやるだけで日が暮れる。
この本は、そこら辺の悩みを解決してくれるらしい。

統計ブームだかなんだか知らないが、R関連本がやたら出ている。
オレもだいぶ買わされている。
R自体は無料で使えるものの、使いこなせるようになるためにはある程度の投資が必要、ということだ。

というか、消費増税前の駆け込み消費。

読了指数
今回:-1
合計:-71

2014年1月28日火曜日

入:誰逃れ


逃れ将棋(森信雄、実業之日本社)

新種の将棋問題集。
「逆詰将棋」と銘打たれている。
王手がかかった場面から、逃げたり合駒したりして詰みを逃れるのが目的。

受け方を間違えて詰まされた、という悔しい体験をした直後に読めば
むちゃくちゃハマること間違いなし。
そうでなければ、若干キツい。
詰まされるというか、積まされる可能性が高い。

読了指数
今回:-1
合計:-70

2014年1月25日土曜日

出:劇的


話し言葉の日本語 (新潮文庫)
話し言葉の日本語』(井上ひさし、平田オリザ、新潮文庫)

この本を読む前に『初日への手紙 』(井上ひさし、白水社)を図書館で借りて読んだ。
芝居の台本が上がるまでに作家とプロデューサーの間でやりとりされたファックスなどが主な内容だ。
それはもう凄まじい作業であり、書く、というのはこんなにも大変なのか、ということを思い知らされる。
井上ひさしのやり方が極端すぎる、ということなのかも知れないが。
とにかく劇作家を目指す人はもちろん、物語で身を立てようとするすべての人は必読だ。
それと同時に、〆切に追われたことのある人、つまりほとんどすべての社会人にとって怖い読み物でもある。
「えっ?稽古が始まってんのに、たったのこれしか!?」
「ヤバいよ、初日が、初日が来ちゃうよ!!」
と、読みながら何度も叫んだものだ。
そんなバカ丁寧なお詫びのファックスを書く暇があったら、 作業を進めたほうが・・・などと
ハラハラしつつ、こうやって説明すればわかってくれる、許してくれるのか、と、目から鱗が落ちる。
今後の参考にしたい。

その次に『井上ひさし全芝居〈その7〉 』(新潮社)を、これもまた図書館で借りて読み、
上で書いていた作品が無事できあがったことを確認する。
プロットから台詞を書く際に、こうやって面白くするのか、と勉強する。

という流れがあった上で、この『話し言葉の日本語』を書店で見かけたものだから、1秒も考えずに買う。
こういう流れがなく、タイトルだけを見て手に取ったならば、読んでみてかなりの違和感があったかも知れない。
最初のほうこそ話し言葉の日本語のことを話しているのだが、だんだんと演劇の話になっていく。
最終的には、戯曲の書き方の優れたテキストができあがる。
劇作家2人が演劇雑誌で対談したのだから当然ではある。

話し言葉とはいうものの、それを台詞として「書く」ことを生業とする人達の対話であるから、
坂本タクマにとって役立つ本であることは間違いない。
ただ、「そんな細かいことをいちいち考えているから、ホンの上がりが・・・」と、余計なことも思ってしまうのだった。

読了指数
今回:+1
合計:-69


2014年1月5日日曜日

入:たがを緩める


話し言葉の日本語(井上ひさし、平田オリザ、新潮文庫)
ケプラー予想: 四百年の難問が解けるまで(ジョージ・G・スピーロ著、青木薫・訳、新潮文庫)
オイラーの贈物―人類の至宝eiπ=-1を学ぶ(吉田武、東海大学出版会)
図解でわかる多変量解析(涌井良幸、涌井貞美、日本実業出版社)

部屋を片付けろとの要請もあり、極力本を買わないようにしていたのだが、
正月でややたがが緩む。

とはいっても昔に比べればかわいいものだ。

今よりずっと書店が多かったころ、初売りもそれなりに派手だった。
現金つかみ取りがあったり、図書券や金券がほぼ確実に当たるくじがあったりした。
仙台中の本屋を荒らし回り、持ちきれないほどの本を抱えて帰ったものだ。
この積ん読の原因のほとんどは、書店の初売りにあると言っても過言ではない。

それらの書店は、今やほとんどなくなった。
昔はなかった超大型書店が、特別射幸心を煽るわけでもなく、ほぼ通常営業でやっているのみだ。
唯一行列ができていたのが、20%引きセールのブックオフだ。
新刊書店には決してマネのできない芸当だ。
古書店の利益率のデカさを知れば、新刊書店などバカバカしくてやってられないというものだろう。


それはそれとして、
今年こそは読了指数のグラフを上向きに持っていきたい。
ヒマさえあれば本を読みたい。

その一方で、昔に比べてテレビの録画が格段に簡単になったという事実もある。
ハードディスクは常にぱんぱんだ。
正月番組を見終わるのに3月頃までかかりそうだ。

せめぎ合うオレの時間。

読了指数
今回:-4
合計:-70