2014年10月29日水曜日
2014年9月17日水曜日
2014年9月14日日曜日
2014年9月11日木曜日
出:そこに問題があるから

『まるごとパズル へやわけ』(ニコリ)
<<音声は変えてあります>>
「やめられなくなっちゃうんだよねー。
この問題解きおわったら、やめとこうと思っても、
解いた瞬間、ページをめくって次の問題やってるんですよ」
──それはなぜなんですか?
「わかんないよ。
オレなんかにわかったら医者とかいらないでしょ?
・・・でも、まあ、問題がいいのかな。
酒と同じだよ。いい酒は、いくらでも飲めるんだよ。
あれと同じ」
──お酒もお好きなんですか。
「いや、オレは酒飲まない。カミさんに聞いた話」
──体のほうは大丈夫ですか?
「体に悪いってか?そんなことわかってんだよ、オレだって。
手が痛てーんだよ。仕事でもこんなんなったことないよ。
腰とか肩とか、あっちこっちヤバいしな」
──そんなにしてまで、なぜ。
「達成感?征服感? なんかそんな感じ?
山と同じだよ。もの凄い苦しい、死ぬ思いをして登ってさ、
もうやめる、もう山なんか来ないと思ってても、
登頂した瞬間、全部吹っ飛んで次の山に登りたくなっちゃうのさ」
──登山をなさるんですか?
「するかよ。 誰が登るんだ、山なんて」
──罪悪感は。
「・・・ないと言ったら嘘になる。
『こんなことやってる場合じゃない』感が
ハンパじゃない。
こんな時間があったら、仕事もできた、子供と遊ぶこともできた、
とか考えると、つらくなるときもある。
でも、それも含めて快感、ていうか。
道ならぬ恋みたいなもんでさ。
背徳感があるからこそ、関係にのめり込んでいくわけでね」
──そういうご経験が?
「 何だお前、さっきから。経験がなきゃダメなのか。
大体、酒飲んだり山登ったり不倫したりするヤツが、閉じこもってパズルなんか
すると思うか?」
──いえ、まったく。
「てめえ、おちょくってんのか!!」
──あっ、暴力は。
「んだとぉこらぁ!!ってやるっつ-んだよ!!
あれ?問題がねーじゃねーか。
パズル持ってこい!!ってコイッつーんだこらぁあ!!」
読了指数
今回:+1
合計: -77
<<音声は変えてあります>>
「やめられなくなっちゃうんだよねー。
この問題解きおわったら、やめとこうと思っても、
解いた瞬間、ページをめくって次の問題やってるんですよ」
──それはなぜなんですか?
「わかんないよ。
オレなんかにわかったら医者とかいらないでしょ?
・・・でも、まあ、問題がいいのかな。
酒と同じだよ。いい酒は、いくらでも飲めるんだよ。
あれと同じ」
──お酒もお好きなんですか。
「いや、オレは酒飲まない。カミさんに聞いた話」
──体のほうは大丈夫ですか?
「体に悪いってか?そんなことわかってんだよ、オレだって。
手が痛てーんだよ。仕事でもこんなんなったことないよ。
腰とか肩とか、あっちこっちヤバいしな」
──そんなにしてまで、なぜ。
「達成感?征服感? なんかそんな感じ?
山と同じだよ。もの凄い苦しい、死ぬ思いをして登ってさ、
もうやめる、もう山なんか来ないと思ってても、
登頂した瞬間、全部吹っ飛んで次の山に登りたくなっちゃうのさ」
──登山をなさるんですか?
「するかよ。 誰が登るんだ、山なんて」
──罪悪感は。
「・・・ないと言ったら嘘になる。
『こんなことやってる場合じゃない』感が
ハンパじゃない。
こんな時間があったら、仕事もできた、子供と遊ぶこともできた、
とか考えると、つらくなるときもある。
でも、それも含めて快感、ていうか。
道ならぬ恋みたいなもんでさ。
背徳感があるからこそ、関係にのめり込んでいくわけでね」
──そういうご経験が?
「 何だお前、さっきから。経験がなきゃダメなのか。
大体、酒飲んだり山登ったり不倫したりするヤツが、閉じこもってパズルなんか
すると思うか?」
──いえ、まったく。
「てめえ、おちょくってんのか!!」
──あっ、暴力は。
「んだとぉこらぁ!!ってやるっつ-んだよ!!
あれ?問題がねーじゃねーか。
パズル持ってこい!!ってコイッつーんだこらぁあ!!」
読了指数
今回:+1
合計: -77
2014年8月29日金曜日
入:パ豪
『まるごとパズル へやわけ』
俗に、「飲む、打つ、解く」という。
飲む方面の廃人を酒豪といい、
解く方面の廃人をパ豪という。
坂本タクマはパ豪を目指す。
『パズル放浪記』のような仕事の依頼があれば、
一も二もなく引き受けよう。
それにしても、そこら辺のコンビニなんかで
誰にでも簡単にパズルが手に入る日本て、
なんなんだろう。
読了指数
今回:-1
合計:-78
2014年8月19日火曜日
入:少女に何が
『乗り物と少女の描き方: 自転車から戦車までの描き方全解説!』
『スコット・ロバートソンのHow to Draw』
滅多に描かない乗り物を描く機会があり。その資料として。
それにしたって、『乗り物と少女』って。
なんだか、買いづらいじゃないか。
そらあ、乗り物と一緒に描くものといったらほとんど少女に決まっているのだが。
『乗り物と大男の描き方』という本もあればなおよし。
読了指数
今回:-2
合計:-77
2014年8月8日金曜日
2014年7月29日火曜日
出:溶け合う

『項羽と劉邦 (上)』(司馬遼太郎、新潮文庫)
中国ドラマ『項羽と劉邦 King's War』を見るのと平行して読む。
同じ監督の『三国志』と俳優がかなりかぶっているし画ヅラもそっくりなので、混乱しやすいと思って
ガイドブック代わりに 読んでいるわけだが、
ドラマと小説ではエピソードの順番や内容、人物造形などがだいぶ異なっており、
かえって混乱の度を深める。
別のものとして楽しむことにする。
テレビでは、戦闘シーンをはじめとする迫力ある映像を、
小説では司馬遼太郎による歴史的背景の解説や人物評を
味わう。
中国ドラマ『項羽と劉邦 King's War』を見るのと平行して読む。
同じ監督の『三国志』と俳優がかなりかぶっているし画ヅラもそっくりなので、混乱しやすいと思って
ガイドブック代わりに 読んでいるわけだが、
ドラマと小説ではエピソードの順番や内容、人物造形などがだいぶ異なっており、
かえって混乱の度を深める。
別のものとして楽しむことにする。
テレビでは、戦闘シーンをはじめとする迫力ある映像を、
小説では司馬遼太郎による歴史的背景の解説や人物評を
味わう。
いまはまだ区別がつくが、時間がたったら
エピソードや人物の違いが溶け合って、
まったく違う、オレ独自の項羽と劉邦に
なっているだろう。
それはそれで楽しみだ。
それにしても、やっぱりこの本、
持ってる気がする。
絶対どこかに積ん読、というか埋読しているはずだ。
もし見つからなくても、
テレビのエピソードの進みに合わせて
中巻を買ってくるが。
読了指数
今回:+1
合計:-73
2014年7月1日火曜日
出:かるた

『英語リーディング教本』(薬袋善郎、研究社)
なかなか面白い。
バラバラに覚えがちな文法事項を、糸で縦横に結びつけたような感じだ。
例えば、「ing形の4つの可能性は?」とか「過去分詞の4つの可能性は?」
みたいな質問が繰り返し出てくる。
続けて、「本文中のこの単語はそのうちのどれか?」
というふうに判断させる。
こういうことを反復練習するうちに、品詞やら構文やらについて
たたき込まれる仕組みになっている。
競技かるたのようだ。
「あ」で始まる札が何枚あって、次の字が「さ」だと何枚で、
と絞り込んでいくように、
前後の語や全体の意味から、ある単語の働きや意味を絞り込んでいく。
読むというのはそういう作業なのか、と気付かされる。
これを意識的にやっていたのでは
時間がかかってしょうがない。
無意識にできるようになるまで、本書の練習問題を繰り返しやり、
本物の英文で訓練を積む必要がある。
そうして、「これは名詞だから」とか「副詞節だから」みたいなことを
いちいち考えなくても、一読にして日本語を介さず意味がわかるようになるのが
理想だ。
つまり、本書の内容は、最終的には忘れられるべきものだ。
一度覚えてまた忘れろというのだから、なかなか遠い道ではある。
ただし、本当に必要な文法事項というのは、
実はそんなにたくさんはない。
なんなら、運転免許を取るための交通法規よりも
少ないくらいなんじゃなかろうか。
だから、文法から入る語学というのはとてつもなく効率がいいのだ。
今は英文がちっとも読めないけれども、なるべく短期間で読めるようになりたい
という方は、本書を試してみる価値がある。
学生時代、英文法の時間が地獄だった、という人にとっては、
普通に地獄が広がっているだけ、という可能性もあるのだが。
坂本タクマの場合はどうか。
すでにある程度英文が読めるのであり、
本書に出てくるような文章には難しさを感じないのだが、
文法用語なんかはかなり忘れていた。
「関係形容詞」とか、習った記憶すらないものも多い。
つまり、「一度覚えた文法を忘れて読む」 境地にすでに達しているのであって、
本書であらためて訓練し直す必要はない。
読了指数
今回:+1
合計:-74
なかなか面白い。
バラバラに覚えがちな文法事項を、糸で縦横に結びつけたような感じだ。
例えば、「ing形の4つの可能性は?」とか「過去分詞の4つの可能性は?」
みたいな質問が繰り返し出てくる。
続けて、「本文中のこの単語はそのうちのどれか?」
というふうに判断させる。
こういうことを反復練習するうちに、品詞やら構文やらについて
たたき込まれる仕組みになっている。
競技かるたのようだ。
「あ」で始まる札が何枚あって、次の字が「さ」だと何枚で、
と絞り込んでいくように、
前後の語や全体の意味から、ある単語の働きや意味を絞り込んでいく。
読むというのはそういう作業なのか、と気付かされる。
これを意識的にやっていたのでは
時間がかかってしょうがない。
無意識にできるようになるまで、本書の練習問題を繰り返しやり、
本物の英文で訓練を積む必要がある。
そうして、「これは名詞だから」とか「副詞節だから」みたいなことを
いちいち考えなくても、一読にして日本語を介さず意味がわかるようになるのが
理想だ。
つまり、本書の内容は、最終的には忘れられるべきものだ。
一度覚えてまた忘れろというのだから、なかなか遠い道ではある。
ただし、本当に必要な文法事項というのは、
実はそんなにたくさんはない。
なんなら、運転免許を取るための交通法規よりも
少ないくらいなんじゃなかろうか。
だから、文法から入る語学というのはとてつもなく効率がいいのだ。
今は英文がちっとも読めないけれども、なるべく短期間で読めるようになりたい
という方は、本書を試してみる価値がある。
学生時代、英文法の時間が地獄だった、という人にとっては、
普通に地獄が広がっているだけ、という可能性もあるのだが。
坂本タクマの場合はどうか。
すでにある程度英文が読めるのであり、
本書に出てくるような文章には難しさを感じないのだが、
文法用語なんかはかなり忘れていた。
「関係形容詞」とか、習った記憶すらないものも多い。
つまり、「一度覚えた文法を忘れて読む」 境地にすでに達しているのであって、
本書であらためて訓練し直す必要はない。
読了指数
今回:+1
合計:-74
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