2014年8月8日金曜日

入:白黒


項羽と劉邦〈中〉(司馬遼太郎、新潮文庫
コウが1から10まで分かる本(マイケル・レドモンド、毎日コミュニケーションズ)

中国のそばでよかった。
文化的にも経済的にも、中国のおかげでこれだけ豊かなのだ。

囲碁に関して、プロがよく言うのが
「アマチュアはコウが苦手」
ということだ。
そのほかに、「詰碁が苦手」「ヨセが苦手」と
よく言う。
だったらそこら辺を、そこら辺だけを鍛えれば
強くなれるということだ。

読了指数
今回:-2
合計:-75

2014年7月29日火曜日

出:溶け合う


項羽と劉邦 (上) (新潮文庫)
項羽と劉邦 (上)』(司馬遼太郎、新潮文庫)

中国ドラマ『項羽と劉邦 King's War』を見るのと平行して読む。
同じ監督の『三国志』と俳優がかなりかぶっているし画ヅラもそっくりなので、混乱しやすいと思って
ガイドブック代わりに 読んでいるわけだが、
ドラマと小説ではエピソードの順番や内容、人物造形などがだいぶ異なっており、
かえって混乱の度を深める。
別のものとして楽しむことにする。

テレビでは、戦闘シーンをはじめとする迫力ある映像を、
小説では司馬遼太郎による歴史的背景の解説や人物評を
味わう。

いまはまだ区別がつくが、時間がたったら
エピソードや人物の違いが溶け合って、
まったく違う、オレ独自の項羽と劉邦に
なっているだろう。
それはそれで楽しみだ。


それにしても、やっぱりこの本、
持ってる気がする。
絶対どこかに積ん読、というか埋読しているはずだ。
もし見つからなくても、
テレビのエピソードの進みに合わせて
中巻を買ってくるが。

読了指数
今回:+1
合計:-73

2014年7月1日火曜日

出:かるた


英語リーディング教本―基本からわかる
英語リーディング教本』(薬袋善郎、研究社)

なかなか面白い。
バラバラに覚えがちな文法事項を、糸で縦横に結びつけたような感じだ。

例えば、「ing形の4つの可能性は?」とか「過去分詞の4つの可能性は?」
みたいな質問が繰り返し出てくる。
続けて、「本文中のこの単語はそのうちのどれか?」
というふうに判断させる。
こういうことを反復練習するうちに、品詞やら構文やらについて
たたき込まれる仕組みになっている。

競技かるたのようだ。
「あ」で始まる札が何枚あって、次の字が「さ」だと何枚で、
と絞り込んでいくように、
前後の語や全体の意味から、ある単語の働きや意味を絞り込んでいく。
読むというのはそういう作業なのか、と気付かされる。

これを意識的にやっていたのでは
時間がかかってしょうがない。
無意識にできるようになるまで、本書の練習問題を繰り返しやり、
本物の英文で訓練を積む必要がある。
そうして、「これは名詞だから」とか「副詞節だから」みたいなことを
いちいち考えなくても、一読にして日本語を介さず意味がわかるようになるのが
理想だ。

つまり、本書の内容は、最終的には忘れられるべきものだ。

一度覚えてまた忘れろというのだから、なかなか遠い道ではある。
ただし、本当に必要な文法事項というのは、
実はそんなにたくさんはない。
なんなら、運転免許を取るための交通法規よりも
少ないくらいなんじゃなかろうか。
だから、文法から入る語学というのはとてつもなく効率がいいのだ。

今は英文がちっとも読めないけれども、なるべく短期間で読めるようになりたい
という方は、本書を試してみる価値がある。
学生時代、英文法の時間が地獄だった、という人にとっては、
普通に地獄が広がっているだけ、という可能性もあるのだが。

坂本タクマの場合はどうか。
すでにある程度英文が読めるのであり、
本書に出てくるような文章には難しさを感じないのだが、
文法用語なんかはかなり忘れていた。
「関係形容詞」とか、習った記憶すらないものも多い。
つまり、「一度覚えた文法を忘れて読む」 境地にすでに達しているのであって、
本書であらためて訓練し直す必要はない。

読了指数
今回:+1
合計:-74

2014年6月14日土曜日

入:混沌


項羽と劉邦 (上)(司馬遼太郎、新潮文庫)

BSフジで『項羽と劉邦』を見始めた。
そしたら、前に見ていた『三国志』と俳優がだいぶかぶっている上に、
三国志で劉備だった人に袁紹だった人が傅いているなど立場が微妙に入れ替わっており、
さらに声が変わっていたりして、はなはだ混乱しやすい。

というわけで、ガイドブックとして小説を買ってきた。
本屋に上巻しかなかったのでとりあえず上巻だけ。
中と下もあるようだが、上を読み終わったら中を、中を読み終わったら下を買うことにする。
積ん読を増やさないための作戦。

で、本屋から帰ってくると、ふと、

「この本持ってる」

という気がしてくる。、

そう思うとどんどんそう思えてきて、いや、絶対持ってるはず、持ってなきゃおかしいと確信するに至る。
昔、本屋で何度となく手に取ったことは覚えており、興味があったことは間違いない。
オレはメディアマーカー で蔵書を管理しているのだが、そこには登録されていない。
しかし、まだ未登録の本が相当あって、その中にある可能性がある。
オレのことだから買って積ん読してるに違いない。

そう思って猛然と探すが、、見つからない。
その代わり、ずっと探していた吉川英治の三国志が見つかった。

とりあえずよかった。

ドラマを見つつ、『項羽と劉邦』と『三国志』を平行して読んで
完全に混乱してみるのも一興。

読了指数
今回:-1
合計: -75

2014年5月18日日曜日

入:多読用


英語長文読解教室(伊藤和夫、研究社出版)

ちょっと英語づく。

『花子とアン』の影響かも知れない。
NHKは『ごちそうさん』で食、『花子とアン』で英語と、
結構ちゃんとマーケティングをやって高視聴率をとってるっぽい。
『あまちゃん』もある意味そうか。

読了指数
今回:-1
合計:-74

2014年4月29日火曜日

入:二神教


英語リーディング教本―基本からわかる薬袋善郎、研究社)

英語教にふたつの宗派あり。

ひとつは「多聴多読派」であり
もうひとつは「文法徹底派」だ。

長い間、学校教育などでは文法徹底派が主流であったが、
それでは成果か限られるという声が多数上がり、
多聴多読派へと移行しつつあるのが現状のようだ。

本書の最初のほうにも書いてあるが、
ふたつの流派は対立するものではなく、
互いに補い合うべきものだ。
ふたつに割れて相争うのは間違いだ。
英語教にはふたつの神がいて、両方ともあがめるのが正しい。

オレの場合は中学・高校で文法をやって、
読書するぶんにはそれで事足りていた。
しかし、どうも最近文法を忘れている、
子供のときに接種したワクチンが切れていると感じており、
もう一度打ち直そうと思って本書を購入した。

なかなか面白そうな、ハマリそうな本ではあるが、
洋書の積ん読を解消するのにどれくらい役に立つかは
やってみなければわからない。

読了指数
今回:-1
合計:-73

2014年4月1日火曜日

出:フラッシュ詰将棋


1手詰ハンドブック
1手詰ハンドブック』(浦野真彦、毎日コミュニケーションズ)

1手詰というのは、詰将棋の中でも一番簡単なものなのだが、なかなか侮れない。
子供に解かせようかと思って買ってみたものの、これは無理かと思い自分が解く。

簡単だと思って飛ばしていると、足をすくわれる。
300問中、2問ほど間違えてしまった。不注意だ。
実戦では1手詰めを逃すことなど、素人ならしょっちゅうだろう。
こういう本で注意力を養っておくのはいいかも知れない。

この本を軽く2、3周してから、前に解けなかった13手詰を見たところ、
パッと手が見えた。
短時間で将棋脳を活性化させることができるので、
実戦前のウオーミングアップにも使えそうだ。

子供にも解かせてみた。
最初のほうの頭金問題はすぐに解けたが、盤上の駒数が増えてくると苦労する。
もっと簡単なもののほうが、子供の教材としてはありがたい。

幼稚園の子でも読めるような、
総ルビの1手詰問題集があればよい。
素晴らしい知育教材になると思うのだが。

読了指数
今回:+1
合計:-72


 

2014年3月29日土曜日

入:ストレスフリー


ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編 仕事というゲームと人生というビジネスに勝利する方法(デビッド・アレン、田口元・訳、二見書房)
1手詰ハンドブック(浦野真彦、日本将棋連盟)

GTDと1手詰め。共通点は「ストレスフリー」。脳に負荷をかけないことだ。

読了指数
今回:-2
合計:-73

2014年3月19日水曜日

出:2度目のGTD


ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則』(デビッド・アレン著、田口元・訳、二見書房)

人は変わる。

4年前のオレを見ろ。
あんなにもやる気に満ちていたのに。
GTDで何もかもやりきり、部屋もきれいさっぱり片付ける、とか言っていたのに。

現在、やっぱりいろんなことがたまる一方だし、部屋は史上最悪に汚い。
オレは、GTDに完全に失敗した。

そういえばこの『坂本タクマになる方法』だって、たまった本をとにかく読み切る、という、GTDの精神で始めたのだった。
それがどうだ。
読了指数は一貫した下降トレンド、ついに-70を越えた。

GTDにハマったときに勢いで買ったこの『ストレスフリーの仕事術』だって、4年も積ん読状態だった。

人は、変わらない。

しかし。

この本を読んで、少しわかった。
なぜGTDが続かないか。
多くの人が挫折するポイント、というのが書いてあって、オレもそれに当てはまる。
みんなここでつまずくのか、と、やや安心する。
このGTDというシステムも、他のいろんな技術と同じく、鍛錬して習熟していくものなのだ。
本を読んだだけでできるようになる、というような甘いものではない。
そのことを知っただけでも、この本を読んだ甲斐はあった。

実はもうリスタートしている。
確定申告は、GTDで乗り切った。
前はタスク管理にRemember The Milkというツールを使っていたが、震災後の停電やらなんやらがきっかけで、結局ほっぽり出してしまった。
今回はToodledoというのを使っている。使いこなせば、かなりの力になる。

4年前の投稿の日付を見てわかったが、前にGTDを始めたのも確定申告の時期だった。
なぜ始めたか、などということはすっかり忘れていたけれども、
やることが一挙に山積みになるこの時期は、こういったシステムに手を出したくなる、ということなのだろう。

やってることがなんにも変わらないオレだ。

読了指数
今回:+1
合計:-71


2014年3月10日月曜日

入:真に優れたモノ


キャラとモノの基本スケール図鑑 パブリック編(ユニバーサル・パブリシング編著、グラフィックス社)

いろんな建物や乗り物、机や椅子などのサイズが書いてある。
実にいろんな物のサイズが調べられており、大変な労作だ。
この本があれば、人と物の大きさの対比を正確に描くことができる。
仕事の質が上がる。

ただ、今描いている漫画↓にはあまり役に立たないかも知れないが。

http://izato.livedoor.biz/archives/cat_1167622.html

読了指数
今回:-1
合計:-72