2010年8月15日日曜日

入:巨大エディターに挑む


Emacsテクニックバイブル ~作業効率をカイゼンする200の技~(るびきち、技術評論社)

 オレも使っている有名エディター、Emacsを使いこなす本。
この手の本は数冊持っているが、知識の断片化が進むばかり。
今度こそ、の思い。

覚えることが多くて習得に時間がかかるこのソフトに、外部パッケージをガシガシ入れて便利にしようというコンセプト。
本当に効率がが上がるかどうかは本人次第だろうが、オレのような中途半端な使い手には効くのではないか。

読了指数
今回:-1
合計:-33

2010年8月2日月曜日

入:筋肉ブーム到来


カラー図解 筋肉のしくみ・はたらき事典(石井直方・監修、左明、山口典孝・共著、西東社)

新聞のベストセラーリストに載っていた。
大きな書店の売り上げトップ10に、ある週入っていた。
どうしたことなのか。ついに筋肉ブームが来たのか。

ついにとは言ったものの、別に長年待ち続けていたわけでも何でもない。
昔はスポーツに打ち込んでいたこともあった割りには、筋肉にはどちらかといえば無関心だった。
また、絵の勉強をしようと人体デッサンの本などを開くと、筋肉や骨の名前がしこたま出てきてオエッとなったりぐっすり眠ったりしたものだ。

絵の勉強の他にも、ダイエット絡みで筋トレをちょっとやるのだが、どちらも筋肉の知識なしでは効果は知れている。
そう思っていたところに出くわしたのが上記のベストセラーリストだ。
飛びつくしかないでしょう。

この本、暗記用の赤シートが付いていてちょっとビビるが、試験を受けるわけじゃなし、気軽にぱらぱらやっていよう。

しかし筋肉、考えれば考えるほど来そうな気がする。
医療や介護、健康、スポーツ、そして画業と、幅広い人たちのニーズがある。
痩せたい人と漫画を描きたい人に訴えるだけでも、ドエライ引きがあるんじゃないか。
誰にでもある割りにはみんなあまり知らない筋肉という存在。当たる要素は十分だ。
膨大な情報量は、人の知識欲をくすぐる。
漢字ブーム、あるいは三国志ブームのようなブームのなり方があってもまったくおかしくない。
歴女の次は筋女だ!!

子供に覚えさせたら大受け間違いない。
絵をチラ見するだけで
「尺側手根屈筋!!」
とか答えられたら、テレビに出られる。

近頃子供に覚えさせることしか考えてないな。

読了指数
今回:-1
合計:-32

2010年7月30日金曜日

入出:名人への道


どうぶつしょうぎのほん
どうぶつしょうぎのほん』(きたおまどか、ふじたまいこ、幻冬舎エデュケーション)

どうぶつしょうぎが人気だ。
駒が動物になっている、駒の数が少ない、盤も小さな将棋だ。
うちの子供達にも覚えさせようと1セット買ったのだが、ちっとも覚えない。
「ライオンを逃がせ」と言うと、盤の外の物陰あたりまで逃がしたりする。敵味方関係なく任意の盤上の駒を取り上げて服の中に入れたりする。

いくら子供には自由に指させたほうがいいとはいえ、あまりに自由すぎる。
どうやったらルールを覚えさせることができるかと思っていたところに、この本が出た。

ルールについて書いてあるのほほんのちょっとだ。
ルールがほんのちょっとしかないから当然だが。
それを覚えらないとは、うちの子供はどうなっているのか。
この本を一緒に読みながら、もう一回やってみたい。

それでもダメなら、もう自由に遊ぶがいい。
ライオンをパンツの中に入れて絶対とられない構えをとるのもいいだろう。
実人生ではそういうやつが勝つのだ。

読了指数
今回:±0
合計:31

2010年7月21日水曜日

出:白と黒


極厚蒼天航路 10 (モーニングKCDX)
極厚蒼天航路 10』(王 欣太、李 學仁、モーニングKCDX)

 この本を閉じた状態で横から見ると、後ろから4分の1くらいのところからしばらく、他のページよりも明らかに白い。すなわち裁ち切りが少ない。その間、曹操の目の色がほぼベタ1色、ハイライトを入れていない。これは意図的か。
荀彧に関する伏線の使い方も含め、恐ろしく周到な構成。

読了指数
今回:+1
合計:-31

2010年7月14日水曜日

出:三国志ブームは遠く


極厚蒼天航路 9
極厚蒼天航路 9』(王 欣太、李 學仁、モーニングKCDX)

だいぶ間が開いてしまったが。
赤壁の戦いの決着は案外あっさり。ここで終わるんじゃないかとさえ思っていただけに。

この巻の出オチは孫権の妹。
それに比べれば馬超は割と普通。

どこまでいっても外されまくる。

読了指数
今回:+1
合計:-32

2010年7月7日水曜日

入:ライブラリー完成


プログラミングRuby 1.9 -ライブラリ編-』(Dave Thomas、Chad Fowler、Andy Hunt、まつもとひろゆき・監訳、田和勝・訳)


『言語編』の続きに当たる部分。
Rubyの組み込みクラス・モジュールや標準ライブラリを、アルファベット順に並べてある。
およそ読了するようなタイプの本ではない。


これで、Rubyに関する主要な文献は押さえた。
あとは徹底活用するのみ。


読了指数
今回:-1
合計:-33

2010年6月27日日曜日

出:大ハマリの予感


フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編
フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編』(フィル・ゴードン、百方恵二・監修、佐藤有香・訳、パンローリング)

うかつだった。
まったくうかつだった。
ポーカーをノーチェックだったとは。

ポーカーがトレードに最も近いゲームである、アメリカの有名トレーダーの多くがポーカーの達人である、というような話は、モノの本で読んではいた。
しかし、「ふーん」という感じで、特に気に留めていなかった。
けれどもパンローリングは気に留めた。そしてこの本が出た。

この本で扱われているテキサス・ホールデムというゲームは、カードゲームという感じはまったくしない。自分でカードを出したり取り替えたり、ということはない。
プレーヤーの取れるアクションは、ベット、つまり金を賭けることだけ。要するに投資ゲームだ。

そうすると、戦略と同時に心理面が非常に重要になってくる。
トレーダーとしても、ポーカーを学ぶことによって何らかの相乗効果が得られることは間違いない。

のみならず、このホールデムというゲームは非常に面白い。まだコンピューター相手にしかやったことはないが、それでもかなり熱中できる。
トレードにハマった人なら、絶対にハマることを保証する。

ルールは1分で覚えられるが、極めるには一生かかる、
とか言われているらしいが、
これこそ面白い、人気の出るゲームの条件だ。
一見単純だが、奥が深い。

ただし、これが日本で流行るかどうかは微妙だ。
賭博がどうしたとかいう野暮なことは言いっこなししにしても、ゲーム性があまりにアメリカ的である点は、普及が難しい部分かも知れない。
この本にもしょっちゅう出てくる、一切手加減せず、ぶんどれるヤツから徹底的にぶんどるという発想、 友愛精神に満ちた方々には顔をしかめられる恐れがある。
もちろんオレは、顔をしかめるほうの人間ではない。

それにしても、いったいいくつのことを考えに入れなければならないのか。
自分の手のことはもちろん、相手がどんな手なのかということを推測しなければならない。
見えているカードは非常に少ないので、相手の賭け方のクセ、プレースタイル、実力などを把握する必要がある。そして相手が自分をどう見ているのかも。オンラインではなく、実際に生身の人間同士が対戦するライブ・ポーカーでは、ちょっとした仕草に現れるクセも見逃してはならない。
そして、あるクセがあると思わせておいて、あるとき突然それと逆のことをやって罠にはめる、などということも行われている。恐るべき世界。プロにかかれば、素人などあっという間に丸裸だ。

この本に書いてある戦術は実に具体的だ。
こういう状況ではどのくらいベットし、どこに儲け口を求め、どうやって相手にプレッシャーをかけるか、ということが、詳細に述べられている。
自分よりも強い相手と戦うときはどうしているか、という記述もあり、著者の謙虚さに好感が持てる。
身につけるには時間がかかるだろうが、じっくり読み込めば、必ず実力が向上しそうだ。

それにしても。
パンローリングはオレに何という世界を教えてくれたのだろう。
麻雀やトレードにはじめて触れ、指南書を読み始めた頃がよみがえる。
これは、麻雀という対人ゲーム、トレードという投資ゲームの経験者には、たまらない魅力のある世界だ。つまり、オレにとって。
オンラインポーカーなどやり始めたら、廃人になるまでプレーし続けてしまうのではないだろうか。
坂本タクマがこういうものにハマりやすいということを知った上で、この本を送ってくれたのだろうか。
なんというか、ほんと、どうもありがとう。

読了指数
今回::+1
合計:-32

2010年6月14日月曜日

入:なんぼほどバイブルが


プログラミングRuby 1.9 -言語編-』(Dave Thomas、Chad Fowler、Andy Hunt、まつもとひろゆき・監訳、田和勝・訳)

これもまたRubyのバイブルのひとつ、『プログラミングRuby』の第3版だ。
第1版、第2版とも持っているが、1.9対応ということで、これも読んでおくことにした。
これを読めばRubyでプログラムが書けるようになるが、読み通すとなるとかなり大変だ。なにしろこの言語編のほかにライブラリー編というのがあって、2冊合わせると大変な厚みだ。Rubyも巨大な言語になったものだ。

読了指数
今回:-1
合計:-33

2010年6月9日水曜日

入:ポーカーファン待望


フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編』 (フィル・ゴードン・著、百方恵二・監修、佐藤友香・翻訳、 松山宗彦・翻訳、パンローリング)

全国のポーカープレーヤーが待ち焦がれた、フィル・ゴールドマンによるノーリミット・テキサス・ホールデムの指南書の翻訳だ。
監修・翻訳も日本ポーカー界のスター軍団であり、実に豪華な1冊となっている。

ひとつ残念なのが、坂本タクマはポーカーにはまったく不案内で、上のアオリもほとんど想像に過ぎないことだ。
しかし、ホールデムのルールをちょっと調べてみたところ、かなり面白そうだ。頭脳戦の要素と心理戦の要素がほどよくミックスされた感じで、やれば確実にハマると思う。海外では多数のトーナメントやテレビ中継があるらしい。日本でカジノが解禁されたら、間違いなく人気種目になるだろう。
その日に備えてこの本で勉強しておくとするか。読み終わったら、さっそくYahoo!ゲームで 腕試しだ。

読了指数
今回:-1
合計:-32

2010年6月3日木曜日

入:すごいのが出た


使える売買システム判別法』(山本克二、パンローリング)

これだ。
まさにこういう本が欲しかった。
具体的な売買ルールを紹介する本は数多いが、それが本当に使えるものかどうかを見分ける統計的手法についてわかりやすく解説した本というのは少ない。
必ず読み通す。

読了指数
今回:-1
合計:-31