2024年6月28日金曜日

出:俳優X

容疑者Xの献身』(東野圭吾、文藝春秋)

実に面白い。
本の中のガリレオはそんなセリフは言わない。
いきなり壁に数式書きだしたりもしない。
でもやっぱり、実に面白い。

帯によれば、「2005年ミステリーの金字塔」で、
「週刊文春傑作ミステリーベストテン」「このミステリーがすごい」「本格ミステリ・ベストテン」で1位を獲得して3冠達成だそうだ。
それを2024年に「読んだ」と堂々と発表するブログはここくらいか。

映画版のキャスティング、堤真一はあり得ないよ。
観てないけど。

読了指数
今回:+1
合計:-110

2024年6月22日土曜日

出:京極夏彦には手を出すな

狂骨の夢』(京極夏彦、講談社ノベルス)

 
このシリーズの新作が何十年ぶりだかで出たという話を聞いて
それなら前に読んだ続きを久しぶりに読んでみるかと。

これは3作目くらいで、奥付によれば1996年発行の第10刷。
28年くらい積んでいたのか。本当か。積ん読erにもほどがある。

内容だが、幻惑的な怪事件が次々と起こってクラクラする。
ああ、こんな感じだったと思い出す。
感じは思い出したが、癖の強いキャラクターたちは全く忘れており、
それぞれが全2作の、これも完全に忘れている事件についてそれぞれの立場で
いろいろ言及するものだからついていけない。
そんないろいろ言うからこんなに長くなるんだぞ。

ま、面白いんだが。

このシリーズ、目の前の本棚にあと2刷刺さっている。
探せばもっとあるかもしれない。
読み終わるのに100年はかかるな。

読了指数
今回:+1
合計:-111

2024年6月5日水曜日

出:しみる

フロスト始末〈上〉』(R・D・ウィングフィールド、創元推理文庫)

フロスト始末〈下〉』(R・D・ウィングフィールド、創元推理文庫) 


フロスト警部はめちゃくちゃだ。
ずっと下ネタのジョークを言い続けているところはまだいいとして、
捜査手法はあまりにひどい。
間抜けすぎるし悪すぎる。

でも、しみるんだよなあ、フロストは。

読了指数
今回:+2
合計:-112