2016年11月11日金曜日

出:筋トレ


国公立標準問題集CanPass数学1・A・2・B (駿台受験シリーズ)
国公立標準問題集CanPass数学1・A・2・B (駿台受験シリーズ)』(桑畑信泰、古梶裕之・著、駿台文庫)

今の時代に、自分の頭と手を使って数学をやる意味とはなんなのだろうか。
しこしこと受験参考書を解く意味というのは。

突如、筋トレにハマる人がいるが、そういうのに似ている。
なんだか無性に自分を鍛えたくなるときが来る。
そういうものだ。
何を鍛えるかは人それぞれ、全身の筋肉とか、指先の技術とか。
オレの場合はたまたま、数学力であった。
そういうことなんだと解釈している。

「数学なんかやって何かの役に立つのか? 」
という、ちょっとわかってない人がいまだにたくさんいるが、
それはもう、もちろん役に立つ。
子供にやらせるなら、英語より数学だ。
学力がどうというよりも、世に出て生き抜く力として重要だ。

役に立つことはわかりきっているが、
もはやそういうことを超越して、鍛えること自体に
喜びを見いだしている。

じゃあなんで、目的がはっきりしている受験参考書なんかを
いい大人がやるのかというと、
ひとことで言えば「手に入りやすいから」だ。
割と小さめの本屋にも売っているし、
何しろ値段が安い。
入試というものがあるおかげでそうなっているわけだから、
入試様々だ。

何科目も勉強しなくてはならなくて、
しかも絶対的な〆切がある受験生向け、という性質は、
いろいろとやることがある大人にもありがたい。
「入試に出るかどうか」という観点がやや邪魔になることが
ままあるにしても。

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