
『M.I.Q. 3』(マスヤマコム・原作、浅井信悟・漫画、冨田かおり・構成協力、講談社・少年マガジンコミックス)
なかなか面白かった。
ただ、少年誌の限界か、株を扱っていながらトレードシーンがほとんどない。
高校生が実弾で株売買をするなどとんでもない、という世論に配慮したものだろう。
できることなら「株甲子園」的なものをやって全国の高校生トレーダーと戦う話を作ってほしかった。
「北の売り師」や「東海のバフェット」みたいなキャラクターを登場させ、わいわいやってほしかった。
そういう物足りなさはあるけれども、学校でお金のことを教えないから、漫画でその代わりをしてやろう、
という試みは素晴らしい。
リスクとの付き合い方もロクに教えないでぽんと社会に放り出す教育の無責任さに、
メジャー誌でもの申した意義は極めて大きい。
微力ながら、坂本タクマも今後この役割を引き継いでいく所存である。
なお、この作品には、「2008年にとんでもないことが起きる」と、
リーマンショックを予言するかのようなところがある。
理由はどうあれ、それは当たった。
せめてそこまで連載が続けばかなり面白いことになったんだろうが、
そんな相場のときにこの手の漫画がメジャー誌で続けられるとは思えないことも確かだ。
読了指数
今回:+3
合計:-67
なかなか面白かった。
ただ、少年誌の限界か、株を扱っていながらトレードシーンがほとんどない。
高校生が実弾で株売買をするなどとんでもない、という世論に配慮したものだろう。
できることなら「株甲子園」的なものをやって全国の高校生トレーダーと戦う話を作ってほしかった。
「北の売り師」や「東海のバフェット」みたいなキャラクターを登場させ、わいわいやってほしかった。
そういう物足りなさはあるけれども、学校でお金のことを教えないから、漫画でその代わりをしてやろう、
という試みは素晴らしい。
リスクとの付き合い方もロクに教えないでぽんと社会に放り出す教育の無責任さに、
メジャー誌でもの申した意義は極めて大きい。
微力ながら、坂本タクマも今後この役割を引き継いでいく所存である。
なお、この作品には、「2008年にとんでもないことが起きる」と、
リーマンショックを予言するかのようなところがある。
理由はどうあれ、それは当たった。
せめてそこまで連載が続けばかなり面白いことになったんだろうが、
そんな相場のときにこの手の漫画がメジャー誌で続けられるとは思えないことも確かだ。
読了指数
今回:+3
合計:-67