2010年3月21日日曜日

出:GTD


はじめてのGTD ストレスフリーの整理術
はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』(デビッド・アレン、田口元・監訳)

 やらなきゃならないこと、気になることをリラックスした状態でどんどんやり抜くシステム。それがGTD(Getting Things Done)だ。

株の売買をシステマティックに行うことで一定の成果を得た。その経験から、生活のすべてに「システム」を導入できないかと思ったものだ。
自分で色々考えてはみたのだが、局所的な、例えば「本棚の、手の届く範囲にある棚を整理する」というようなことならある程度システム化できても、仕事や家庭もすべて含んだあらゆることをシステム化するなどということはとうてい無理だった。

ところが、この本にはそういうシステムが書いてある。
気になっていることをすべて書きだし、片っ端から処理し整理する。その過程で部屋も片付く。その整理したタスクを時々見直す。そして、時間の都合やそのときの気力に合わせてやることを選択し、どんどん実行していく。生産性がめざましく向上する。

読んでいて、非常にやってみたくなる。
気になることの収拾まではほぼ終わった。これから処理と整理の過程に入る。ファイリングに必要な道具も色々買った。めんどくさくてたまらないはずの書類の整理なんかも、はやくやりたいくらいだ。
見える。すべてがきちんと整理され、 仕事の質が著しく向上し、気力に満ち、家族全員が笑顔の将来が!!

・・・・実際のところは、この本の通りのことをやり続けるのは、著者本人の直接指導でもなければ難しいところがあるだろう。しかし、部分的にでも続けていければ、今よりもマシな生活を送れることは間違いなさそうだ。

なお、この本は『今 すぐ使える! クラウド・コンピューティング知的生産活用術』を読んだ流れで読んだものだ。何気なく入ったのだがどんどんハマっていく。
GTDのタスク管理のためにはRemember The Milkを使い、 GoogleカレンダーやGmailも使いはじめた。出先からメールでタスクを追加したり、図書館の本を返したら「図書館の本を返す」というタスクをその場で「完了」にしたり。そういうことが習慣化しつつある。

そっち方面に目覚めた坂本タクマがいったいどうなっていくのだろう。
興味深いところだ。

読了指数
今回:+1
合計:-22