『日本語の乱れ』(清水義範、集英社文庫)
日本語に関する短編小説集。
『たとえて言うならば』という作品がよい。
「重要なことは、たとえ話なんかにしないで、事実そのものをよく見て理解して考察すべき」という主張には「その通り!」と言いたい。
そう言えば、この間新聞でこんな意見を読んだ。
「冤罪の可能性が少しでもある以上、死刑は廃止すべきだ、と言う人がいるが、それは論理のすり替えである。
交通事故で死亡する人が少しでもいる限り、自動車は走らせるべきではない、と言っているようなものだ」
って、早速すり替えとるやん。
この発言をしているのが弁護士だというのが何とも。
議論を生業としているような人がこうなのだから、
誰でもすぐこうなっちゃうってことだ。
オレも重々気をつけないと。
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今回:+1
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2025年1月24日金曜日
出:議論の乱れ
2025年1月10日金曜日
出:大型新人(34年前)
『ストリート・キッズ』(ドン・ウィンズロウ=著、東江一紀=訳、創元推理文庫)
いやあ、すごい新人が出てきたもんだね。
30年以上前の話だが。
調べたところ、この作家は結構な大御所になっていて、
大量に本を出しているのだった。
1作目って大事だね。
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