
『シナリオの基礎技術』(新井一、ダヴィッド社)
勇気の書だ。
シナリオライターになるためには、特別の才能が必要と思われがちだが、
そんなことはない。
もし才能が必要なら、こんなにも大量の映画やテレビ番組が作られるはずはない。
努力で技術を身につけた人が、ライターになっているのだ。
このような話からはじまり、
原稿用紙の使い方からシナリオを面白くする方法まで、
その「身につけるべき技術」を詳細に論じていく。
これさえ学べば自分にもいいシナリオが書けるのでは、と
勇気がわく。
ただし、読んで理解することと実際にできるようになることは
また別だ。
相場やポーカーの本を1回読んだだけで
すぐに勝てるようになるわけではないのとまったく一緒だ。
読んでヤラレてまた本に戻る、という過程を経て、
こっちがよくなったらこっちがダメになった、など、
行きつ戻りつしながら、
さんざん苦労して上達していくものだ。
才能というものがあるとすれば、
その厳しい学習過程であきらめずに続けることだ。
何かかっこいいことを言ってしまったが、
すべてのことがそうなのだ。
2段組でびっしり書かれた本書の情報量はかなりのものだ。
読者としてはここまで情報を開示してくれるのはありがたいことだが、
裏を返せば、身につけるのが大変だからこそ
ここまで開示できるということでもある。
世の中うまくできている。
読了指数
今回:+1
合計:-67
勇気の書だ。
シナリオライターになるためには、特別の才能が必要と思われがちだが、
そんなことはない。
もし才能が必要なら、こんなにも大量の映画やテレビ番組が作られるはずはない。
努力で技術を身につけた人が、ライターになっているのだ。
このような話からはじまり、
原稿用紙の使い方からシナリオを面白くする方法まで、
その「身につけるべき技術」を詳細に論じていく。
これさえ学べば自分にもいいシナリオが書けるのでは、と
勇気がわく。
ただし、読んで理解することと実際にできるようになることは
また別だ。
相場やポーカーの本を1回読んだだけで
すぐに勝てるようになるわけではないのとまったく一緒だ。
読んでヤラレてまた本に戻る、という過程を経て、
こっちがよくなったらこっちがダメになった、など、
行きつ戻りつしながら、
さんざん苦労して上達していくものだ。
才能というものがあるとすれば、
その厳しい学習過程であきらめずに続けることだ。
何かかっこいいことを言ってしまったが、
すべてのことがそうなのだ。
2段組でびっしり書かれた本書の情報量はかなりのものだ。
読者としてはここまで情報を開示してくれるのはありがたいことだが、
裏を返せば、身につけるのが大変だからこそ
ここまで開示できるということでもある。
世の中うまくできている。
読了指数
今回:+1
合計:-67