(ディケンズ・著、山西英一・訳、新潮文庫)
あ、娯楽なんだ、と思った。
格調高い文学の香り、のようなものを予想していたらそんなことはなく、
いきなりあらゆるキャラが立ちまくりで、やり方としては漫画にも近い。
売る気満々やん。実際売れたんだろうと思う。
当時の社会情勢を反映した話ということらしいがそんなことはどうでもよく、
ただただ印象的な場面の数々を楽しめばよい。
主義主張も宗教色も強くないし、古典にしてはわかりやすい。
ただ、読むのにはすごく時間がかかった。
多分、翻訳の問題だろう。
訳が古いというか、言葉遣いも文の構造も、
今の翻訳家なならこんな訳し方はしないだろうな、という文章で、
難しことは何にも言ってないのにすっと頭に入ってこないところがある。
同じ新潮文庫を含め新訳が複数出ているので、
きっともっと読みやすくなっていると思う。
海外の古典がずっと読み継がれているということは、
ずっと新しい訳が出続けているということなんだと気づく。
読了指数
今回:+2
合計:-98