2010年12月17日金曜日

入:大先生


確率論と私』(伊藤清、岩波書店)

金融界では有名な「伊藤の公式」の伊藤清のエッセイ。
確率論 』を図書館で借りてめくってみたがさっぱりわからず。
エッセイならなんとかなるんではないかとこれに手を伸ばす。

読了指数
今回:-1
合計:-39

2010年12月9日木曜日

入:解きたいモード


集合・位相演習』 (篠田 寿一,/米沢 佳己、サイエンス社)

データベースの勉強をしたいと思い『リレーショナルデータベース入門―データモデル・SQL・管理システム』を買ってみるものの集合の記号がたくさん出てくる。
数学の便虚をしていても、集合論の基礎ができてないとキツい。
というわけで図書館で『集合とはなにか』を借りて読んでみる。

集合の奇妙で美しい世界に興味を持ち、『集合・位相入門』を購入。
しばらくほっておいた後読み始めるが、理解度に今ひとつ自信が持てないので演習書としてこの本を買う。
KenKenのおかげで問題解きたいモードに入っているというのもある。

味も素っ気もない本だが、基礎体力を鍛えるのにはこういうほうがいい。
クリスマスプレゼントには向かないが。

読了指数
今回:+1
合計:-38

2010年12月8日水曜日

出:便乗する技術


茫然とする技術
茫然とする技術』(宮沢章夫、筑摩書房)

 まずタイトルに注目したい。
「○○する技術」というのはいつの頃からか流行り出したタイトルの付け方だ。
この本の初版が1999年だから、10年以上前からこの手のタイトルはあるということだ。

もうひとつ、「なぜ○○は○○○○のか」というようなタイトルもよくある。
売れた本に乗っかろう、というこの根性はどうだろう。
『なぜ出版社はタイトルで便乗するのか』
という本を出してやろうか。

著作権でビジネスをする出版社が、
安易なパクリに走るのはいただけない。
『パチンコトレーダー』くらいすばらしいタイトルを考え出して欲しいものだ。

本書の場合は一種のパロディーとしてこのタイトルを選んだものだろうから、
それはそれで成立する。
中身を読めば、むしろ『茫然とする技術』としか言いようがない。
とすると、パロディーではなく、この本から「○○する技術」が
流行りはじめた可能性もある。
そうだそうだ。
そうに違いない。

読了指数
今回:+1
合計:-37

2010年12月4日土曜日

出:ハード脳トレ


宮本算数教室の教材賢くなるパズル四則中級
宮本算数教室の教材賢くなるパズル四則中級』(宮本哲也、学研)

生徒の8割が難関中学に合格するという塾で使われているパズルの問題集。
これがまた大人がやっても夢中になる面白さだ。

マス目が埋まっていくことそのものよりも
マス目を埋める方法を次々と発見していく
その過程が楽しい。
子供がやったら数字好き、算数好きになることは間違いない。

四則演算を使う問題の場合、
積のところの埋め方がポイントになることが多い。
中学生以上なら素因数分解をするなりして
組み合わせを考えることができるが、
小学生はどうやって解くのだろう?
この塾では解き方は何も教えないというし。
かなり試行錯誤しなければならないだろう。
粘り強さが身につきそうだ。

ウチの子供が小学校に上がったら
是非やらせてみたい。
何にも教えなくていい、むしろ教えるなというので楽だし。

大人になったら、答えがあるのかないのかもよくわからない
現実の問題に対処しなければならない。
答えのある問題を解くことが心の安らぎになる。
オレが時々無性に問題を解きたくなるのも
そういうことなんじゃないかと思う。

この1冊を解き終えたことで、
オレも「計算ブロック・四則混合中級」と認定された。
これからも上級者目指して
過激に楽しくパズルと格闘していきたい。

読了指数
今回:1
合計:-38