2010年2月26日金曜日

入:初期名波


パチスロひとり旅 1+2 個人不況返済編 (白夜コミックス)』(名波誠、奥田渓竜、白夜書房)

名波先生、お世話になっております!!
3月に発売される、拙著『マンガ パチンコトレーダー システムトレード入門編』(パンローリング)にもご登場いただいております。予約受付中になっております。
どうかよろしくお願いします。

読了指数
今回:-1
合計:-20

2010年2月25日木曜日

出:将棋指しは歩が命


歩の玉手箱―楽しく読める手筋の宝庫 (MYCOM将棋文庫)
歩の玉手箱―楽しく読める手筋の宝庫 (MYCOM将棋文庫)』(桐谷広人、毎日コミュニケーションズ)

脳にあまりストレスのかからない将棋本。
1テーマ6ページで、大体1ページごとに区切りがあるから少しずつ読むのに適している。
プロの実戦から採った次の一手問題もあるのだが、例えばさんざん「垂れ歩」について解説した後に問題図を示されるので、垂れ歩の手を選べばいいんだな、とわかるので外すこともあまりない。

最近歩の使い方に悩んでいるという方(いるのか?)が、カジュアルに歩の手筋を覚えるのにうってつけだ。

読了指数
今回:+1
合計:-19

2010年2月22日月曜日

入:鬼溶かすじゃなかった鬼と化す

 
はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』(デビッド・アレン、田口元・訳、二見書房)
システム開発ジャーナル Vol.12』(毎日コミュニケーションズ)

クラウドに目覚めたオレは、仕事の効率化の鬼になるのだ。効率的になされた仕事が、果たして読者的に面白いのかどうか、そんなことはとりあえず知ったことではない。

読了指数
今回:-2
合計:-20

2010年2月21日日曜日

出:スーパー仕事術

 
今すぐ使える! クラウド・コンピューティング知的生産活用術 (洋泉社MOOK)』(洋泉社)


最近、何かとクラウドクラウド言うじゃない?
で、どんなもんなのかと、何が便利なのかと、手に取ったのがこのムックだ。

クラウドの達人たちのインタビューが興味深い。要するに、どこにいたって仕事は出来る、オフィスや書斎なんか、ごく手狭でも、あるいはなくてもいいんだと。クラウドさえ使いこなせば。

というようなことをおっしゃる人たちのやっているお仕事というのが、クラウドを使った仕事術の本を書くことだったりする。そりゃあ、使いこなせて当たり前、良さを強調して当たり前だ。
そういう達人系の人じゃない人が、どうクラウドと関わっているか、みたいのを読みたいと思った。仕事術とか、ことさら意識しないですいすいと使って快適に暮らしている例を見れば励みになるのだが。

とはいえ、ここで紹介されているサービスは確かに便利だ。
Remember The Milkというのに登録して使ってみているが、なかなかのものだ。ToDo管理ソフトは今まで たくさん使ってきたが、どれも長続きしなかった。しかしこれだと、機能がごちゃついてなくて使いやすいし、別のパソコンや携帯からも予定をみることが出来る。
ただ、オレの場合はずっとひとつの部屋で仕事をするので、「場所を選ばず」の機能はそれほどありがたいわけではない。オレのような仕事にはやはりクラウドは無用か。

と思ったのだが、もうひとつ、メディアマーカー というサービスをのぞいてみたところ、「積ん読しがちな人にお勧め」とか書いてあって、即登録した。さっきのことだ。まだ詳しい機能はみていないが、これはハマりそうだ。パソコンによる蔵書管理にも幾度となく失敗しているのだが、これはデータの登録も比較的楽だから、今度こそ続くのではないだろうか。

結局クラウドというのは、自分のパソコンの中じゃなくてネットの向こう側に自分のデータを溜めとく、、というのが主な使い方という理解でよさそうだ。「何でそれが便利なの?」と思うかも知れない。オレもどっちかというとその口だが、これは他の人と共同でクラウドを使って仕事をしてみればよくわかるのかも知れない。つまりオレにはよくわからないのかも知れない。

読了指数
今回:+1
合計:-18

2010年2月1日月曜日

出:将棋散歩

 
5手詰将棋』(高橋道雄、創元社)

将棋に対するスタンスも様々あろう。

マラソンにたとえれば、世界の大きな大会に招待されるトップクラスの選手、つまりプロがいる。
大会に参加費を払って出る、なかなかの実力を持つアマチュアもいる。

大会に出ることなど考えないジョガーと同様、頭脳の健康のため、純粋な楽しみのために将棋を指す人もいる。このあたりが一番多い層か。

オレはどこに属するかというと、ジョギングまでもいっていない、ウオーキングというと若干スポーティーすぎる。「散歩」レベルの取り組みだ。

将棋は好きだが、自分ではあまり指したくない。野球やアメフト同様、観るスポーツだ。
時々無性に詰将棋を解きたくなるんだが、もはや脳に高い負荷がかかるような問題はやりたくない。

そういう欲求を持っているところに現れたのが、この、高橋道雄著『5手詰将棋』だ。
この本は、前書きにも書かれているが、なかなかないタイプの詰将棋集だ。書店で数問解いてみて大変気に入った。いったんは我慢して帰ったのだが、やはりどうしても欲しくて後日購入した。

何しろ解きやすい。すいすい進む。失礼ながら便所に置いといて読んだのだが、コトが終わるまでに1問も解けないということがなかった。必ず何問かは解ける。
それでいて、簡単すぎてつまらないということがない。どの問題にもちゃんと詰将棋らしい工夫があって、驚いたり感心したり出来る。
この、すいすい解けることと驚けることの両立。これが、なかなかないことなのだ。

普通の詰将棋集は後ろにいくほどだんだん難しくなる。最初は簡単だが、あるところから急激に難しくなって進まなくなる。そうして放り出した本が便所に何冊も積んである。
この本も一応上り坂にはなっているようだが、それに気付かないくらい緩やかで、まさにちょっと汗ばむくらいの散歩にうってつけだ。
玉を詰めるという将棋の最大の快感を気軽に味わいたいのなら、まずこの1冊をお勧めする。

ところで本書のオビには「テーマは『実戦!!』」、「大会前のトレーニングや詰みの訓練に最適」などと書いてある。
確かに、大会前にはウオーミングアップとして簡単な詰将棋を素早くたくさん解くのが有効とか聞いたことがある。しかしやはりこの本は将棋散歩でこそ味が出るとオレは思う。実戦型というのも、解きやすさをアップするための要素だ。

ちなみに、初心者にとってはこの本でも十分難しいだろう。そういうときは、もっと簡単な本がなんぼでも出ているので、そちらから入られたい。詰将棋こそは最高のパズルであることを知っていただきたい。

読了指数
今回:+1
合計:-19